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概要 こうげきまりょくが高く、様々な攻撃呪文を覚えられる。 スキル 短剣
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名前・基本情報 名前・基本情報 キャラクター名 種族 性別 年齢 生まれ プレイヤー名 タビット 魔法使い 所持金・経験値 所持金 残り経験値 名誉点 50G 0 能力値 能力値 能力値名 心技体 ダイス目 成長 能力値 ボーナス 器用度 5 3 8 +1 敏捷度 5 4 9 +1 筋力 7 4 11 +1 生命力 7 8 15 +2 知力 10 16 26 +4 精神力 10 8 18 +3 HP・MP・抵抗力 HP MP 肉体抵抗力 精神抵抗力 21 27 4 5 技能 技能レベル 技能名 レベル ソーサラー 2 コンジャラー 1 冒険者レベル 2 魔法 魔法名 レベル 魔力(技L+知B) 真語魔法 2 6 操霊魔法 1 5 種族能力 種族能力名 効果 第六感 危機感知判定を冒険者L+知ボーナスで判定可能 戦闘特技 特技名 効果 魔法誘導 射撃系魔法で誤射しない 戦闘能力 魔物知識(セL+知B) 先制力(スL+敏B) 移動力(敏) 全力移動(敏x3) 0 0 9m 27m 装備 武器 装備名 用法 必要筋力 命中修正 命中力(技L+器B) 威力 C値 追加ダメージ(技L+筋B) 備考 防具 防具名 必要筋力 回避力 防御点 敏捷度ボーナス +技能レベル 0 ソフトレザー 7 - 3 ラウンドシールド 8 - +1 合計 - 0 4 装飾品 部位 装飾品の名称 効果 頭 耳 顔 首 背中 右手 魔法の発動体 真語魔法・操霊魔法に必要 左手 腰 足 その他 所持品 名前 名前 名前 名前 名前 冒険者セット(*1) 魔香草(*2)×5 魔晶石 3点(*3) アウェイクポーション(*4) 言語 言語名 会話 読文 言語名 会話 読文 交易共通語 ○ ○ 神記文明語 ○ 魔法文明語 ○ ○ 性格・設定 魔法詳細 真語魔法 名前 消費MP 対象 射程/形状 時間 抵抗 効果 エネルギーボルト 5 1体 30m/射撃 一瞬 半減 威力10+魔力の射撃魔法 プラントウェポン 2 物体ひとつ 30m/起点指定 18r 消滅 対象の物理ダメージ-4点 ライト 1 10mR内空間 30m/起点指定 3時間 なし 明るくする ロック 1 物体ひとつ 30m/起点指定 一瞬 なし 普通の鍵をかける スリープ 5 1体 10m/起点指定 18r 消滅 眠らせる(*5) センスマジック 1 物体ひとつ 30m/起点指定 一瞬 なし 魔力を感知する ディスペルマジック 3 魔法ひとつ 30m/起点指定 一瞬 消滅 呪い属性以外の魔法を消去 バイタリティ 2 1体 30m/起点指定 18r なし 生命力抵抗判定+2 操霊魔法 名前 消費MP 対象 射程/形状 時間 抵抗 効果 エンチャントウェポン 2 1体 30m/起点指定 18r なし 対象の武器を魔法の武器扱い、物理ダメージ+1点 スパーク 6 3mR内空間/5体 30m/起点指定 一瞬 半減 威力0+魔力の範囲攻撃魔法
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前ページルイズと夜闇の魔法使い 翌朝、ニューカッスル地下の港は人と物でごった返していた。 降伏勧告の期限まではあと6時間程もあるとはいえ、事実上の最後通告とあっては一刻も早く脱出したいのだろう、二隻の船の前には長蛇の列が出来上がっている。 しかし最後まで王党派と共に逃げ続けてきた民衆だけはあって、混乱や暴動などといった類はほとんどなく整然とした喧騒が港の中に満ちているだけだった。 そんな港の一角で、柊達は新たに自分達の行動に加わる人物――ウェールズを迎えていた。 彼はしばしの間避難民達の様子を眺めた後柊達を振り返り、幾分自嘲気味に口元を歪めて言う。 「あれだけ見栄を張っておきながらこの様では、どうにも格好がつかないな……」 ウェールズのニューカッスル脱出を柊達が聞かされたのは朝になってからである。 侍従のパリーから事情を伝えられた時には驚きもしたが、彼等には彼等なりの事情があっての選択なのだろう、柊達としては断る理由もない。 もっともエリスと――本来ならいるはずのもう一人にとっては事情とは関係なく歓迎すべき事なのだろうが。 「格好がつかないなら、挽回すればいいだけだろ。……『これから』な」 柊がそう言うとウェールズは僅かに顔を俯かせて瞑目し、やがて吹っ切れたように笑みを浮かべて「そうだな」と返した。 そんなウェールズに柊は風のルビーを差し出す。 「これ、返しとくよ。もう姫さんに渡す必要ねえだろ?」 「……いや、それはそのまま君が持っていて欲しい。ただし形見分けではなく、友誼の証として」 「そっか、わかった。……けど、俺指輪なんかつけねえぞ?」 「持っててくれさえすればそれでいいさ」 破顔するウェールズに応えるように柊も笑みを漏らす。 それにつられたのか、隣にいたエリスも嬉しそうに笑みを浮かべた。 そんな彼女を見やったウェールズは心配そうな表情を浮かべて、エリスに尋ねた。 「ところでミス・シホウ、ヴァリエール嬢の姿が見えないようだが」 「あ……それは」 エリスは表情を翳らせて俯く。 なんでもルイズは朝から調子が良くないらしく、今だ部屋で横になっているというのだ。 酷く顔色が悪く、朝食もほとんど口に通さなかったらしい。 ウェールズ王子が城を脱する事になったのを知った時は嬉しそうにしたものの、この場に来ることさえできなかったのだ。 それを聞いたウェールズは眉根を寄せた。 「そこまで思い悩ませてしまったか。ゆっくり休ませてあげたい所だが、それならば無理をしてでもトリステインに戻った方がいい。 ……やがてここは戦場になってしまうからな」 「はい。殿下を見送った後、ルイズさんを迎えに行きますから」 ウェールズはティファニアに会いにいった後現在出港準備中の二隻と合流をする予定になっているので、先んじて城を脱する事にしているのである。 それならばと柊達も同じタイミングで城を出ようと思っていたのだが、ルイズの不調で少しだけ出発を遅らせる事にしたのだ。 「その事についてだが、一つ提案がある」 と、エリスの言葉を受けるようにワルドが口を開いた。 「ヒイラギとミス・シホウは殿下と共に出発したまえ。私が城に残りルイズを看よう」 「え……ワルドさん?」 「……いいのかよ」 ワルドの言葉にエリスは目を丸くし、柊は怪訝そうに眉を潜めた。 彼は軽く頷いて見せた後、柊に目を向けて言葉を続ける。 「幸い私にはグリフォンがあるゆえ、いつでも脱出はできる。彼女が持ち直すか、ぎりぎりまではここで休ませる」 「あの、ワルドさん。そういう事なら私も……」 「いや、君もヒイラギと共にトリステインに戻りたまえ。グリフォンは三人でも乗れないことはないが、行きの時のような事も起こりかねない。 ましてここは戦場で、戦闘間近だからな」 「あっ……」 学院からラ・ローシェルに向かう時に体勢を崩しかけた事を思い出してエリスは思わず息を呑んでしまった。 流石にそれ以上食い下がる事もできず黙り込んでしまうと、ワルドは優しく彼女の肩を叩いた。 そして彼は柊に目を向けて言う。 「どうせ手紙を渡すつもりはないのだろうから、私とルイズが遅れても問題はあるまい?」 「……」 言われて柊は僅かに沈黙を返した。 ワルドを正面から見据え、次いでエリスにちらりと視線を流した後、小さく息を吐いて口を開く。 「わかった。ルイズは任せる」 「言われるまでもない。彼女は私の婚約者なのだからな」 「……そういやそうだったな」 言い含めるような台詞にしかし柊は特に反応は見せずそんな言葉を返した。 ワルドは少し鼻白んだ表情を浮かべたが、気を取り直すようにエリスに向き直る。 「すみません、ルイズさんのこと、お願いします」 ぺこりと頭を下げて言った彼女に僅かに笑みを見せて応えてから、ワルドは改めて動向を見守っていたウェールズを振り向いた。 「そういうわけですので、私はこれで失礼させて頂きます」 「わかった。ミス・ヴァリエールをよろしく頼む」 「無論です。……トリスタニアで再びお会い致しましょう」 「ああ。……また」 互いに軍隊式の敬礼を交わしてから、ワルドは踵を返して城内へと歩き去っていく。 柊はその姿が消えるまでじっと彼を見続けていたが、不意に脇からウェールズを呼ぶ声が届いてそちらに目を向けた。 こちらに歩いてきたのは侍従のパリーだった。 「パリーか。後の事はよろしく頼む」 「承知いたしております。我が身命にかけまして、避難民は一人も損なう事なく城を脱出させ殿下にお預けいたします」 深々と頭を垂れるパリーを見やり、ウェールズは小さく頷いた。 やがて顔を上げた彼を見つめ、ウェールズは表情を歪めた。 悔恨とも苦痛とも言えない様子で口を開きかけ、そして噤む。 そんな仕草を数度繰り返してから、彼はパリーから目を背け、顔を俯かせてから呟いた。 「……すまん、パリー。お前を始めとして多くの臣下や兵達を差し置き、私だけが――」 「お黙りなさい」 ぴしゃりと言葉を遮ったパリーに、ウェールズは思わず目を丸くして彼を見つめた。 パリーは軽く頭を下げると、静かに口を開く。 「ご無礼を。しかしながら、殿下はこれより城を脱する民の命を背負う事になるのですぞ。それを軽んじられるおつもりか」 「いや、そのような事は……」 「ならば謝る必要はありますまい。我等には我等の務めがあり、殿下には殿下の務めができた。ただそれだけの事なのです」 師が弟子を諭すように、あるいは親が子を諭すように語るパリーに、ウェールズは眉根を寄せて沈黙し、そして皮肉気に笑みを零す。 「そう……だな。未練がましいとはこの事か」 「ですな。昨夜何があったかは存じませぬが、在りし日の王も戻ってこられた。ここでの殿下はお役御免という訳です」 「貴様……言いたい放題言ってくれる」 皺だらけの顔を不遜に歪めて笑うパリーに、ウェールズもまた苦笑に満ちた顔で吐き捨てる。 「いいだろう。ならば私は私の務めを果たそう。……だがな、一つだけ訂正しておくぞ」 「……は」 「私が背負うのは城を脱する民の命だけではない。この城に残る者達の命もまた、背負う。 ――私は生き延びるのではない。偉大なる父ジェームズと勇敢なる兵士達の魂によって、生かされるのだ。 お前達によって繋がれたこの命、決して粗末にはしないと誓おう」 言って彼は杖を抜き、掲げる。 パリーはそんなウェールズの姿をしっかりと目に刻みつけた後、深々と頭を垂れた。 「――ご武運を」 「お互いにな。神と始祖の祝福があらんことを」 ウェールズは踵を返して柊達を振り返り、大きく頷いた。 それを見届けて柊はタバサに目を向ける。 ウェールズはマチルダやタバサと共にシルフィードでサウスゴータへ向かい、柊は自らの箒でエリスと共にトリスタニアへと向かう手はずになっている。 「タバサ、すまねえけど頼むな」 柊がシルフィードの傍にいるタバサに言うと、彼女は小さく頷いてシルフィードが代わりといわんばかりにきゅいっと鳴いた。 ※ ※ ※ ウェールズ達を乗せたシルフィードはニューカッスルを脱した後、岸壁に沿って南に進路をとった。 しばしの南下の後、地上に上がりサウスゴータに向けて空を翔ける。 森林地帯を見下ろしながら進む道中、騎乗の三人は全くの無言だった。 元々無口なタバサは勿論、マチルダもフードで顔を隠し表情を一切見せない。 ウェールズは北の空をじっと見続けていた。 大きく迂回しているため戦地であるニューカッスルは地平の向こうであり、城はおろかレコン・キスタの布陣もその空域に浮かぶ艦影すらも見えはしない。 だがそれでもウェールズは空の果てにあるそれらを見つめ続ける。 やがて彼は小さく頭を振ると、嘆息と共にマチルダへ顔を向けた。 「マチルダ。君はこれからどうするんだ?」 「……さあね。とりあえず裏家業は廃止する事にしたけど、就職先は決まってないよ」 これから政変で慌しくなるアルビオンでは素性を隠して全うな職に就くのは難しいだろう。 トリステインはフーケとして巷を騒がせた手前ほとぼりが冷めるまでは動けない。更に言えばレコン・キスタの次の標的になるのも、直近のトリステインだ。 ならば後はガリアかゲルマニア、ロマリアぐらいだが――それならばしがらみが余り必要にならないゲルマニアが良いかもしれない。 実の所ティファニアを養う上で一番手間と費用がかかるのは食い扶持そのものではなく、マチルダがいない間のそれらを賄う『信用できる世話役』なのだ。 幸いにしてそれにうってつけの人間――エルフに一切頓着しないサイトができたのだし、いっそ全員纏めてゲルマニアに移った方が効率がいいような気もする。 そんな事を考えながらマチルダは、知らず口の端を歪めてしまっていた。 本当に、吹っ切れている。 心の裡にあったもやもやとしたものがほとんどなくなっているのを実感した。 「それなら――」 少しの沈黙の後、ウェールズはマチルダに向かって言葉を―― 「お姉様!!」 三人の誰でもない声が響いて思わずマチルダとウェールズは辺りに目を向けた。 ただ一人その声の正体を知るタバサだけが、僅かに眉を潜めて呟いた。 「シルフィード?」 普段禁止していた人語を使ったことは咎めなかった。 それよりも、彼女が唐突に発した切羽詰ったような声色の方が気になった。 ウェールズとマチルダが訝しげな視線をシルフィードに送るのをよそに、当のシルフィードは更に悲鳴のような声を上げる。 「何か来る! ヒイラギじゃない!!」 「……?」 言葉の意図はともかく、尋常でない雰囲気に三人は周囲に視線を巡らせた。 そしてタバサとマチルダがほぼ同時に気付く。 現在シルフィードが飛行する進行方向の遥か彼方。 恐らく実際見た事がなければ気付かないようなかすかなモノ。 空に溶けてたなびく――光の輝線。 「シルフィード、降りて!」 弾けるようにタバサが言うのと同時、ほぼ墜落するような勢いでシルフィードは眼下の森林に向かって滑降した。 枝をへし折りながら地面に降り立ち、マチルダとウェールズはシルフィードの背から降りてその場を離れる。 最後に残ったタバサは、シルフィードの鼻頭を撫でて言った。 「逃げなさい」 「で、でも――」 「早く!」 刺すような声に気圧されるようにシルフィードは翼をはためかせて空へ飛び去った。 それを見届けながらタバサは二人の後を追う。 時間にして数分だろうか、三人の上空を『何か』が鮮やかな輝線と共に通り過ぎた。 ソレは空で弧を描くようにして周囲を旋回し、やがて空で制止する。 「……ゴーレム?」 木の影から天を仰ぐマチルダが、眉を潜めて呻いた。 ソレは例えていうなら、甲冑を着込んだ重装兵だった。 空にいて比較物がないので正確にはわからないが、おそらく人間よりも遥かに大きい。 おまけに城門用の破砕槌と見紛うほど巨大な棒を抱えていた。 背中から両脇に吐き出されて広がる燐光はまるで翼のようで、遠目で見れば鳥のようにも見えたかもしれない。 「――まさか、『凶鳥(フレスヴェルグ)』?」 木の影から天を見上げながらウェールズが呻いた。 正規の航路でアルビオンに渡ってきたマチルダは勿論、タバサも街の情報収集でその名は知っていた。 アルビオンの空域に出没しフネを派閥に関わりなく沈めるという凶賊。 レコン・キスタの新兵器と言う噂もあったが、一方で明確に貴族派を掲げるフネすら沈めている事から単なる凶事だという話も聞いた。 しかし、こうして航路でもない場所に現れ、そしてこの場に留まってウェールズ達のいる森林を睥睨している以上アレがレコン・キスタの手の物だと言うのは間違いなさそうだ。 ともあれ、問題はここからどうするか。 並び立つ木々によって身を隠せてはいるが、完全に視界を遮る程には生茂っていないので移動をすれば気付かれる可能性がある。 相手が空にいる以上こちらから打って出ることもできない。 シルフィードがいたとしても相手をする事はできないだろう。 何故ならシルフィードが示唆したように、アレが背から放つ光は柊の乗っていた箒に酷似している。 さしずめ箒の騎士(Broom-Knight)とでも言うべきなのだろうか、もしアレが箒と同等の機動性を持っているのなら空での戦闘は話にならない。 (――箒?) そこで、タバサがふと気付いた。 マチルダもその事実に思い至ったのか、表情を険しくした。 あの『凶鳥』自体もそうだが、アレが手にしている巨大な棒。 あれも箒だとすると造詣は柊の持っていた『破壊の杖』よりはウェストウッド村で見たヴァルキューレとやらに近い。 そして箒には用途で分類されていて―― 同時に上空の『凶鳥』が動く。 手にした巨大な棒を振るい、大地に向けた。 疑念が確信に変わり、二人はほぼ同時に叫ぶ。 「避けろ!」「避けて!」 向けられた砲口から魔方陣が展開される。 その中心を穿つように火線が疾り、轟音と共に大地が破裂した。 ※ ※ ※ ニューカッスル城の礼拝堂に、一組の男女がいた。 荘厳なステンドグラスとそれを背負って鎮座するブリミル像に見下ろされ、少女は静かに椅子に座っていた。 眠っているのか、瞑目したまま動かない少女に傅く形で男が彼女の手を取り、恭しく口付ける。 そして彼――ワルドは少女を見上げ、酷く優しく声をかけた。 「……本当なら、ウェールズ王子に立ち会って欲しかったのだけどね」 『本来の予定』ではこの場にウェールズ王子もいるはずだったのだが、『下準備』を終えて彼に話を持ちかけようとしたが捕まらなかったのだ。 ようやく捕まえたと思ったら今度は翌朝に城を脱するという話になっていたためこちらの話を切り出す機を失ってしまったのだった。 だが、ワルドにとってそれらは何も問題はなかった。 レコン・キスタにとっては大いに問題があるだろう。 何しろ彼等が求めていた『二つ』の両方ともに達成できないのだから、ワルドが与えられた任務は失敗と言ってもよかった。 しかし、それでも彼には何ら問題はない。 そもそも、手紙があろうがなかろうが王子が生きていようが生きていまいが、いずれ地上の三国に対して戦端を開く事には変わりはないのだ。 レコン・キスタに与えられた任務を達成できていればそのための手間が多少なくなるというだけにすぎない。 ワルドにとって最も重要なのはこの『三つ目』だけなのだ。 始祖が神より与えられたと言う『虚無』。 レコン・キスタの首魁クロムウェルが持つと噂される伝説の系統。 その真偽は定かではないが、少なくとも『こちら』は間違いなく本物なのである。 仮にクロムウェルのそれもまた本物だったとしても、ヴァリエールの名を背負う彼女は格が全く違う。 ならばどちらがブリミルの遺志を継ぎレコン・キスタの意思を掲げるに相応しいかは、論ずるまでもないだろう。 「……間もなく迎えが来る。 些か"よごれて"はいるが、正統なブリミルの意思を戴くキミがいればいずれ下賎な輩は淘汰され、本来の意義に即した崇高な場所へと変わるだろう」 ワルドはゆっくりと立ち上がり、瞑目したままのルイズの頬に軽く手を添えた後優しく髪を梳く。 「僕と共に世界を手に入れよう。キミはブリミルの意思の体現者として世界を統べ、そして聖地へと至るんだ……!」 どこか陶酔した様子で彼は天井を仰ぎ呟いた。 決して大きくはなかったが、静謐な礼拝堂の中にワルドの声が響く。 「……寝言を言うのは寝てるルイズの役目だろ」 その響きに、まさに水を差すかのような声が返ってきた。 「――!」 ワルドが腰の杖に手をかけ振り向くと、入口近くに二人の男女が立っていた。 デルフリンガーを肩に担いだ柊と、その背に守られるようにして彼を見つめるエリスだった。 「……何してんだよ。それがお前の看病の仕方なのか?」 柊の台詞にワルドは僅かに沈黙を保ち、やがて鼻を鳴らして杖を引き抜いた。 「疑われるような動きはしなかったし、疑われるほど接触はなかったはずだがな」 言いながらワルドはちらりとエリスを見た。 柊は表情を険しくしてワルドを睨みつけているが、その一方でエリスは驚きと困惑に満ちた表情を浮かべている。 つまりエリスが疑念を抱いていたという事はないはずだ。 そして柊とはほとんど接触しておらず、その時の態度もあくまで貴族然としたものであったはずだ。 すると柊はふんと鼻を鳴らしてワルドに吐き捨てた。 「お前が姫さんから全然事情を聞いてねえって時点で怪しすぎるだろ」 「……何?」 柊の言葉にワルドは思わず眉を潜めた。 エリスもワルドと同じような表情を浮かべて柊を見たが、彼はワルドから目を話さないまま口を開いた。 「俺がいる以上姫さんは護衛なんか頼まねえよ」 「……随分自信過剰だな」 「俺自身はそうでもないが、やたら持ち上げてくれやがった奴がいてな。ソイツが推薦した以上姫さんが俺の力量を疑うことはねえ」 何しろフール=ムール――国家レベルで盟約を交わす相手がある事ない事吹き込んでくれたのだ、アンリエッタの性格からして疑う余地はない。 実際彼女は柊が平民である事も一切気にしなかったし、その力量を疑う事もなく諸事に渡って一切の裁量を柊に任せていた。 それはそれでやりやすかったので複雑な所である。 「……そもそも、今回の件でルイズは全然関係ねえし。姫さんが話を持ちかけたのは俺で、任されたのも俺。 ルイズは勝手についてきただけだ。そのルイズに更に護衛をつけるとかないだろ」 フール=ムールがアンリエッタに推薦したのはあくまで柊であり、ルイズはたまたま柊が世話になっていただけにすぎない。 もしも柊が一人でトリスタニアなどに住んでいたとしたら、本当にルイズは一切この件に関与はしていなかったのだ。 「馬鹿を言え。箱庭暮らしの姫君が何故貴様のような平民に――」 「姫さんからちゃんと事情を聞いてたらわかるはずだぜ?」 柊に言葉を遮られ、そしてワルドはそれ以上何もいう事ができなかった。 僅かに歯を噛んで柊を睨みつけ、ややあってどこか力が抜けたように溜息を吐き出す。 「……意味がわからんな」 それをワルドの落ち度と言うのは些か酷な判断と言うべきかも知れない。 何故なら今回の経緯はハルケギニアの常識ではまず有り得ない事なのだ。 皮肉にも常識的な想定で事を起こしたが故に破綻してしまったのである。 「で、何のつもりだ?」 柊がワルドに重ねて問う。 ワルドが嘘をついている、というのは最初からわかっていたが、それだけで彼の意図や行動を判断することはできない。 確証は何一つなく、本当にアンリエッタから指示を得た可能性もゼロではないのだ。 ルイズやエリスも彼を信用しているようだったので提案を受け入れたのだが……結果的に裏目に出てしまった。 ワルドは口角を吊り上げ、嘲るように鼻で笑うと告げた。 「彼女を相応しい場所へと導くのだ。その持つ力に相応しい場所に。その力を振るうに相応しい座にな。彼女もそう望んでいる」 「そういう台詞は――ルイズに言わせるんだな!」 言うと同時に柊が地を蹴った。 デルフリンガーを構え滑るようにワルドへと疾走するが、両者の距離は一足で詰められるものではない。 柊の動きを見て取ってワルドがルイズに手を伸ばす。 同時に、疾走の最中柊がデルフリンガーで空を斬った。 放たれた《衝撃波》が床を抉りながらワルドへと殺到する。 彼は咄嗟に《エア・シールド》を展開し――後方に飛び退った。 固められた空気の壁が耳を裂く破裂音と共に弾け飛び、なお勢いを減ずる事なく衝撃波がワルドへと叩きつけられた。 「ぐっ……!」 ワルドの表情が歪む。 最初のエア・シールドが破られた直後、再び同じ魔法で壁を作ったと言うのにそれすらも打ち砕かれたのだ。 大きく吹き飛ばされたワルドはたたらを踏んで体勢を整え、柊を睨みつける。 立ち塞がるようにワルドに剣を向ける柊の背後で、今だ意識を取り戻さないルイズにエリスが駆け寄っていた。 「ルイズさん!」 エリスがルイズの肩を揺らすと、彼女の眉が僅かに動き……やがてうっすらを目を開いた。 それを横目で窺いつつ、柊は再びワルドに目を向けた。 こちらを睨むワルドの眼光は鋭かったが、しかし何をするでもなくただじっとこちらの様子を窺っている。 僅かな違和感を覚えて柊は眉を寄せたが――異変は彼の背後から起きた。 「きゃあっ!?」 「!?」 エリスの悲鳴に思わず柊がそちらに目を向けた。 意識を取り戻したルイズが、エリスともみ合っているのだ。 「離して!」 「ル、ルイズさん……!?」 怒りも露にエリスの手を振りほどこうとするルイズと、それを引きとめようとするエリス。 明らかに様子がおかしい。 「おいルイズ、お前――っ!」 思わず制止しようとした柊だったが、それは叶わなかった。 間隙を突いて風のように距離を詰めたワルドが手にしたレイピア状の杖を振るい、柊は反射的にそれをデルフリンガーで受け止める。 拮抗した両者の視線が交錯し、そして柊はワルドの口元が僅かに動いていることに気付く。 「ちっ……!」 思わず舌打ちして柊は片の手でエリスの服の襟首を掴んだ。 同時に身体に強烈な衝撃が叩きつけられ、柊が吹き飛んだ。 引き摺られる形でエリスも吹き飛び、ルイズを掴んでいた手が引き剥がされる。 その衝撃で体勢が崩れたルイズの懐から、何かが転がり落ちた。 「悪ぃ、エリス」 「いえ……けふっ」 体勢を整えながら柊が言うと、エリスは苦しそうに咳き込みながら呻いた。 エリスには申し訳ないが、ワルドの直近に彼女が取り残されたまま柊だけが吹き飛ばされるという事態は避けられたようだ。 問題は……意識を取り戻しているにも関わらず、ワルドに守られるように佇むルイズの方だ。 「ルイズ、お前……?」 「彼女に言わせろ、と言ったな?」 怪訝そうに呟く柊の声に被せるように、ワルドが不敵な表情でそう漏らす。 彼が視線を送ると、ルイズは僅かに頬を赤らめて微笑を浮かべ、そして柊達を見やって言った。 「わたしは彼と一緒に行くわ。ワルドはわたしを認めてくれた……わたしを総てから守ってくれると言ってくれてるの」 「……」 その言葉に柊は表情を険しくする。 ワルドは彼女の宣言を受け止めると満足そうに口の端を歪め、柊に向かって言い放つ。 「そういう事だ。お前の要求通り、彼女自身の――」 「洗脳か」 今度はワルドの台詞にかぶせる形で、柊が一刀両断した。 表情を凍らせ絶句するワルドに委細構わず、柊は誰かに問いかける。 「できるか、デルフ?」 『できるな。《制約(ギアス)》っていう水のスクウェアスペルだ。『条件付け』じゃなくて『洗脳』までいくと水の秘薬やら相当手間が要るはずだが……ってか反応早ぇな、相棒』 「あのテの態度は何度か見た事ある」 『そっすか。もう驚くのも面倒くせえ』 嘆息交じりに漏らしたデルフリンガーには一瞥もくれず、柊は改めて剣を構え切っ先をワルドに向けた。 視線の先のメイジはもはや殺気を隠そうともせずに柊を睨みすえ、同じように杖を柊に向ける。 「どうやら、思った以上に危険な男だったようだ」 メイジならばともかくとして、平民や傭兵が即座に《制約》に思い至るなどまずありえない。 素性は全く知れないが、その性情から言っても捨て置いて害はあっても益はない。 ワルドはそう結論して杖を振るった。 同時に彼の前方が僅かに霞がかり、その内から弾けるように紫電が漏れた。 「――!」 放たれた《ライトニングクラウド》を見るや否や柊は動いた。 脇で蹲ったままのエリスを片腕で抱きとめると、後方に地を蹴りながらデルフリンガーで放たれた雷撃を受け止める。 《護法剣》と《ライトニングクラウド》の衝突が周囲に激しい雷光を飛び散らせ、柊は僅かに苦痛に眉を寄せた。 以前同じ魔法を使ったギトーとはレベルが違う。相殺しきれなかった。 だが、ダメージはともかくとして、問題はワルドがそれを柊にではなくエリスに向かって使った事だ。 「エリス、下がってろ!」 おそらくこのままではワルドは自分が庇うのを見越してエリスに攻撃を仕掛けてくるだろう。 そう判断して柊は言ったが、エリスは何故か呆然としたまま何かをじっと見つめていた。 柊はワルドから注意は逸らさないまま彼女の視線を追う。 エリスが見つめていたのはワルドでもルイズでもなく、その傍の床に転がったオルゴールだった。 「……?」 つい先程まであんなものはなかった。 エリスも多分持ってはいなかっただろうし、ルイズが持っていたものなのだろうか。 古ぼけたオルゴールは蓋が開いていたが、壊れているのか何の音も奏でてはいない。 「そのオルゴールが気になるか?」 と、不意にワルドが声を漏らし柊は訝しげに意識をワルドに戻す。 彼はどこか楽しそうに口の端を歪めると、ちらりとルイズに眼を向けた。 「いいだろう。従者であったよしみだ、彼女自身の手で決別させてやるとしようか」 「……何言ってやがる?」 言葉の意図が読み取れずに柊がそう返すと、ワルドは更に口角を吊り上げてルイズを見つめると、彼女は虚ろに笑みを浮かべて瞑目した。 そしてワルドが宣告するように、言った。 「――ルイズは手に入れたのだよ、自らの力を!」 呼応するようにルイズが両の眼を見開き、鳶色の右眼と『銀色』の左眼で眼前の二人を射抜く。 瞬間、堂内のすべての空気が固形化したような圧力が叩きつけられた。 「っ!」 身体と意識の両方を吹き飛ばすような圧力に柊は思わず歯を噛んで身構える。 ルイズが特に何かをしているという訳ではない。 ただそこに『在る』だけで周囲のモノをひれ伏せさせるようなプレッシャー。 これほどの威圧感を放つ相手は幾柱もの魔王と対峙してきた柊でもほとんど経験した事がない。 それこそ裏界でも頂点に近しいベール=ゼファーや―― (……銀の眼?) そこで柊は奇妙な既視感を覚えた。 ルイズとは造詣が全く違うので印象は異なるが、この威圧感と射殺すような銀眼はまるでかつて闘った『あの魔王』を思い起こさせる。 「素晴らしい! これが『虚無』か!」 柊の思考を遮るように感極まったワルドの叫びが響いた。 彼は陶酔した表情でルイズを見つめたまま、更に言葉を続ける。 「さあルイズ、もっと君の力を僕に見せてくれ! 世界を統べ聖地に至る力を!」 当のルイズは返答はおろか表情さえも変わらない。 ただ、立ち尽くす彼女を覆うように『金色』の光が溢れ、そして堂内を満たす圧力だけが更に重さを増す。 「おいデルフ! ワルドを倒せば《制約》ってのは解けるのか!?」 『解けねえ。精神に沁み込んだ呪を水メイジ辺りが洗い流すか、揮発するまで待つだけだ。禁呪と呼ばれる所以さ』 つまり現状ルイズを止める術はないという事だ。 柊は舌打ちしてデルフリンガーを構えた。 ほぼ同時にワルドがルイズを守るように一歩踏み出し、獰猛な笑みを浮かべて杖を構えた。 ともかく、ワルドを排除してルイズもどうにか無力化するしかない。 「エリ――」 「……大丈夫、です」 柊が改めてエリスを下がらせようと声をかけると、それを遮るようにエリスが声を漏らした。 普段の調子とは違う、心なし低い彼女の声に少し違和感を覚えるが、眼を向ける余裕はない。 「よし、じゃあここからなるべく離れてろ。ルイズは俺がどうにかする」 「……いえ、大丈夫です」 「……?」 やはりいつもと違うエリスの態度に柊は思わず彼女に眼を向けた。 僅かに顔を俯け、頭痛を堪えるように顔を手で覆い表情が見えない。 「エリス?」 「――大体"覚え"ました」 柊の問いに答える代わりに、エリスは顔を上げた。 露になった顔には決意の表情。そしてはっきりと眼前の二人を見据える翠の右眼と――『蒼の左眼』。 堂内の重圧を吹き払うような烈風が迸った。 「なん……っ!?」 愕然として柊は呻く。 その彼女の姿を忘れようはずもない。それはかつて『宝玉の継承者』として力を宿していた頃のエリスの姿だったからだ。 強いて違う部分を上げるとすれば、今の彼女にはその持つ遺産たるアイン・ソフ・オウルがない代わりに、彼女の胸元で使い魔のルーンが輝いている事だ。 「使い魔風情が主の真似事だと!?」 激昂したワルドの怒声が響く。 虚無の使い魔、リーヴスラシル。 同じ虚無の使い魔であるガンダールヴにはあらゆる武器を使いこなす能力が備わっているとサイトやデルフリンガーから聞いている。 であれば、コレがリーヴスラシルの能力なのだろうか。 立て続けに事態が急変して理解が追いつかない。 ただ、あれこれと詮索したりする時間などないのは確かだ。 それを後押しするように、エリスが力強く言った。 「ルイズさんは、私がなんとかします!」 力の復活と変容は気になるが少なくとも『このエリス』は『志宝エリス』のままだ。 ならば信頼するに寸毫の迷いもない。 ルイズの事を完全に思考から切り離し、柊はワルドだけを見据えてデルフリンガーを握り締める。 怒りに身を震わせたワルドは大仰にマントを払うと、柊を睨みつけたまま叫んだ。 「謳え、ルイズ!」 「頼んだ、エリス!」 ほぼ同時に発した二人の青年の声に、二人の少女は同時に応えた。 虚無の咆哮が吹き荒れる礼拝堂の中、合わせ鏡のように少女達が詩を紡ぐ。 賛美歌のように響き渡る歌声の中で、激しい剣戟が轟いた。 前ページルイズと夜闇の魔法使い
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ここでは局地戦でのWIZ(ウィザード)の基礎知識が書かれております。 読む前の注意 やっていはいけない事インビシブルを無闇に使わない。 魔法で結界石を攻撃しない。 局地戦心得ステータスと魔法と装備 移動時の行動方針 敵陣地攻撃 結界石攻撃 結界石防衛戦 封鎖戦~WIZの華道~ 読む前の注意 ここに書かれている事は一例であって絶対ではありません。 この情報を元に、自分流の戦い方を考えましょう。 ただし、やってはいけない事には注意しましょう。 これより良い戦い方がある、とおっしゃる方は是非掲示板 http //jbbs.livedoor.jp/game/24356/?で 貴方の情報提供一つがZypernを一歩発展させます。 ※極めて有用な情報をご提供頂いた方には管理人個人として、ささやかなお礼したいと思います。その時はWikiTOPに掲載致しますので、ご連絡の程お願い致します。 やっていはいけない事 インビシブルを無闇に使わない。 味方の石やレスプリ拠点や味方の多い進撃路の近くでインビシブルを使うと、味方に敵兵と警戒されるので、味方に無駄な手間をかけさせる事になります。 魔法で結界石を攻撃しない。 多数の魔法が同時に表示されると、DragonRajaのクライアントが落ち易くなります。 味方の兵力減少にも繋がるので石への魔法攻撃は控えましょう。 局地戦心得 ステータスと魔法と装備 WIZは火力勝負ですのでINTとWSは必須です。 INT410/WS173/魔法Tac79で習得できる雷系範囲魔法「Radius 5Tile Lightning」が習得できれば、火力に関しては十分期待できます。 マジックビガー(魔法攻撃力上昇)は欲しいところですが、エンチャント等の支援を行うのならばエイド(補助魔法持続時間延長)、呪い(麻痺・石化)を中心に戦うのならばカーズ(呪い持続時間延長)も良いでしょう。 WIZは簡単に殺されてしまうので盾を装備したり、ライフ(HP最大値増加)やコンスティチューション(CON上昇)やのレア装備をする等の対策も欲しいところです。 G1レアしか生産できない場合はマジックビガー優先。 盾装備にする場合、ブラックジャック(BJ)以外の片手武器がお勧め。 他人に配布するなら大量に配れるBJが最適です。 (管理人はレアBJを投げて無くしてしまったホロ苦い経験が・・・。) 普段から蝋燭かライトを切らさない様に、魔法を使う時はなるべくインクリーズをかけておきましょう。 移動時の行動方針 Lvの低い人は迷わず味方の居る所へ逃げましょう。 WIZは詠唱でのタメが長いので、止まった瞬間に殺される事が多いです。 インビシ等で透明になっている敵が居たら、範囲魔法などを当てて味方に報せましょう。 なるべく味方にぴったりくっついて行動するのが望ましいです。 敵陣地攻撃 遠距離から魔法の撃ち合いになります。 サンクのかかっている敵が多いので、魔法の効果はあまり期待できないでしょう。 レスプリの近くでエンチャを手伝ってあげるのも一つの手です。 結界石攻撃 結界石への攻撃は盗賊・弓使いに任せて、WIZは石周辺の警戒にあたりましょう。 時折、姿を隠した敵が来るので範囲魔法を当てて味方に報せましょう。 石化・麻痺・コンヒュージョン等も効果的な嫌がらせです。 Lvが低いのならば石攻撃役や警戒部隊にエンチャしたりするのも良いでしょう。 結界石防衛戦 近づく敵に遠距離から魔法乱射。 サンクのかかっていない敵も居るので、めげずに頑張りましょう。 レスプリの近くでエンチャを手伝ってあげるのも一つの手です。 あまり密集しているとメテオ等の範囲魔法で一度にやられてしまうので、適度に分散する様に心がけましょう。 封鎖戦~WIZの華道~ WIZの独断場であり、名声の稼ぎ処。 封鎖とは、となりのMAPから攻めてくる敵に対して出現地点付近へ断続的に魔法を撃ちまくる戦闘の事を指します。 アイスウォール(氷壁)で道をふさいだり、範囲魔法を連射するのがベストですが、Lvが低いのであれば出現地点にファイアーウォール(火壁)を使うのも効果的です。 (ただし、出現地点に近づき過ぎて味方の邪魔にならないように) 撃ち漏らした敵が突破しても臆せず封鎖を続けましょう、背後の他職の方がしとめてくれます。 (呪術系の人が撃ち漏らしを足止めすればベスト) マナが切れたら後方へ「青POT余ってませんか?」と聞いてみるも良し。 インクリーズと /魔法効果を消去 は忘れずに。 主な封鎖場所: レナス郊外平原側(10-180)/平原青本陣(20-230)/平原黄本陣(700-160)
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ソーサリアン 機種:MD 作曲者:上保徳彦、久保田浩 発売元:セガ 発売年:1990年 概要 日本ファルコムの『ソーサリアン』のメガドライブ移植版で、製作・販売はセガが行っている。 オープニングやメニュー画面などの曲は純粋に原作PC版からの移植となる既存曲なのだが、 10個のシナリオと各シナリオBGMはセガ側による全くのオリジナルである。 ただし、本作の新規シナリオおよび新規楽曲はいずれも 日本ファルコムの本家ソーサリアン側に綺麗に寄り添った実に見事な作風であり、 あまりにも違和感が無さすぎて「メガドライブ版ソーサリアンも日本ファルコム制作」と誤認したユーザーが多い。 これは「他社が手掛けた移植作品」としては驚異的な事例のひとつと言える。 本作最初のシナリオ「灰色のダンジョン」については原作ファン向けの配慮のためか 原作『ソーサリアン』最初のシナリオ「消えた王様の杖」に対するオマージュの色が非常に強い。 しかしそれだけに、原作「消えた王様の杖」のシナリオBGM「消えた王様の杖 ダンジョン」に対する 本作「灰色のダンジョン」のシナリオBGM「DUNGEON」の 勇ましい雰囲気は共通しつつも哀愁を帯びた曲調に惹かれたユーザーも少なくないだろう。 そのように本作は『ソーサリアン』ファン内外を問わずシナリオ・BGMの評価がとても高く、 2008年になってようやくメガドライブ版のサントラが発売された。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニング 古代祐三 オープニング 城「ここで逢えるね」 石川三恵子 メニュー画面 町「ペンタウァI」 古代祐三 ペンタウァの町 町「ペンタウァII」 古代祐三 ペンタウァの町 DUNGEON 久保田浩 「灰色のダンジョン」灰色のダンジョン DEAMON SOLDIER 久保田浩 「灰色のダンジョン」デモンソルジャー戦 イベントクリア 石川三恵子 重要アイテム入手など BEAUTIFUL DAY 石川三恵子 シナリオクリア トラベラーズ・イン 古代祐三 冒険結果発表 VILLAGE 久保田浩 「常春の村」フリース村 CAVE AND DUNGEON 久保田浩 「常春の村」村のはずれの洞窟 MOSMA 久保田浩 「常春の村」モスマ戦 ON EARTH 上保徳彦 「天空の滝」地上 IN THE SKY 上保徳彦 「天空の滝」ファルコン号~天空の滝 第2回マイナーレトロ240位 EARTHWIND 上保徳彦 「天空の滝」アースウィンド戦 CHINA TOWN 久保田浩 「チャイニーズ・メディスン」スーホアの町~竹林 CHINA VILLAGE 久保田浩 「チャイニーズ・メディスン」ハルオン村~仙人の塔 ANGEL S SONG 久保田浩 「チャイニーズ・メディスン」天女の歌 CHINA DRAGON 久保田浩 「チャイニーズ・メディスン」ティエンルン戦 ICE DUNGEON 上保徳彦 「ペトスの祭壇」レムス山の洞窟 ICE DRAGON 上保徳彦 「ペトスの祭壇」アイスドラゴン戦 SIGH AND TEAR 石川三恵子 シナリオ失敗 THE MAGIC SCHOOL I 久保田浩 「魔法使いの弟子」魔法学校 THE MAGIC SCHOOL II 久保田浩 「魔法使いの弟子」魔法学校(魔物出没) MASTER MONSTER 久保田浩 「魔法使いの弟子」ギラウディア戦 TWIN ISLANDS 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」インホア島・アウタム島 WINDY CAVE 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」妖精の竪琴の洞窟 HIGH MINOTAUR 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」ハイミノタウロス戦 MELODY I 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」妖精の竪琴 MELODY II 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」妖精の竪琴 FAIRY S HARP 上保徳彦 「ツイン・アイランズ」シナリオクリア HUMAN WORLD 上保徳彦 「マリオネットの館」パペッテの町~森の奥の館 MARIONETTE S WORLD 上保徳彦 「マリオネットの館」人形の世界 KING OF MARIONETTE 上保徳彦 「マリオネットの館」マリオネットの王戦 BEHIND THE MARIONETTE 上保徳彦 「マリオネットの館」ダール伯爵戦 EERIE VILLAGE 上保徳彦 「狙われた村」シャノア村 UNDERGROUND DUNGEON 上保徳彦 「狙われた村」シャノア村地下~溶岩地帯 FIRE DRAGON 上保徳彦 「狙われた村」ファイヤードラゴン戦 AGAIN 久保田浩 「邪神の砦」シャノア村~ファルコン号~魔法学校 第2回マイナーレトロ75位セガ92位 THE CASTLE OF ZANDER 久保田浩 「邪神の砦」ザンダーの城 ZANDER DRAGON 久保田浩 「邪神の砦」ザンダー戦 エンディングI 古代祐三 エンディング:スタッフロール エンディングII 石川三恵子 エンディング サウンドトラック ソーサリアン メガドライブバージョン オリジナルサウンドトラック
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赤の魔法使いネッキー(アカのマホウツカい~) p e 属性 火 コスト 8 ランク A 最終進化 A レベル HP 攻撃 合成exp 1 238 238 ? 50 238 238 298 最大必要exp 19,564 No. 0486 シリーズ ネッキー Aスキル ネッキーラッシュ 敵単体へのダメージ大アップ(?%) Sスキル ネッキーの癒し 味方全体のHPを832回復する(11turn) 売却価格 83,200 進化費用 - 進化元 - 進化先 - 入手方法 ファミ通App NO.007特典(Androidのみ) 備考 青の魔法使いネッキー(アオのマホウツカい~) p e 属性 水 コスト 3 ランク A 最終進化 A レベル HP 攻撃 合成exp 1 238 238 ? 50 238 238 298 最大必要exp 19,564 No. 0487 シリーズ ネッキー Aスキル ネッキーラッシュ 敵単体へのダメージ大アップ(?%) Sスキル ネッキーの癒し 味方全体のHPを832回復する(11turn) 売却価格 83,200 進化費用 - 進化元 - 進化先 - 入手方法 ファミ通App NO.007特典(Androidのみ) 備考 黄の魔法使いネッキー(キのマホウツカい~) p e 属性 雷 コスト 2 ランク A 最終進化 A レベル HP 攻撃 合成exp 1 238 238 ? 50 238 238 298 最大必要exp 19,564 No. 0488 シリーズ ネッキー Aスキル ネッキーラッシュ 敵単体へのダメージ大アップ(?%) Sスキル ネッキーの癒し 味方全体のHPを832回復する(11turn) 売却価格 83,200 進化費用 - 進化元 - 進化先 - 入手方法 ファミ通App NO.007特典(Androidのみ) 備考 名前 コメント
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見渡す限り、小高い丘が幾重にも連なる山岳地帯。 数百年の月日をかけて形を為したそれは、まさに天然の要塞の如き荘厳さを醸し出す。 その広大な渓谷が今――――――――廃墟と化している。 幾重にも積みあがった残骸。 山は倒壊し、谷はその形を変え、地形に元の面影は無い。 それは洋画の戦争映画の終局シーンを思わせる。 しかして今まさに眼前を映し出すこの極めて清算な破壊跡の下手人は 一国家の軍隊でも武装したハリウッドスターでもなく――― とある二人の、うら若き乙女の仕業だったりする。 ―――――― その戦いは思えば初めから奇妙な様相を呈していた。 互いの命を決して奪おうとせず、しかし全力で戦い、最後は切り札まで繰り出した。 それでなお互いが未だ生存しているという――― 双方共に破壊的な火力の持ち主である事を思えば奇跡的なバランスの上に成り立った結末であっただろう。 「まあ、全ては私の絶妙な力加減の賜物かね。 アンタは完全に私を殺す気でした。絶対に訴えてやるぞ公務員が……」 「先に手を出したのはそっちだよ。」 片や、相手のゼロ距離を相殺しようと全魔力をぶつけるも エクセリオンバスターを相殺し切れず多大な魔力ダメージを負う。 そのままスターレイを相手に叩き込む事なく……力尽きてKO。 片や、最後のエクセリオンバスターACSを相手にHITさせるも 相手から撃ち返された力の反動をモロに受け―― 心身ともに耐えられず……そのまま失神TKO。 要は魔術、魔法戦史上、大変珍しいダブルノックダウンによる決着であった。 「…………青子さんはとても強かったから手加減出来なかった。」 「貴方こそ自分を誇っていいわ。 私をここまでボッコボコにできる人間なんて数えるほどしかいないから。」 殺し合いでなく―――あくまで試し合いの様相を呈した戦い。 言ってしまえば意地の張り合いであったのだが、それでも終わってしまえばすっきりしたもの。 互いの実力を認め合った両者は、その健闘を称えあい、肩を抱き合う―― 「でも…………いくら何でも無茶苦茶過ぎるよね。貴方の言動」 「何でよ? 教えを請いたいならいつでも来なさいって言ってるでしょ? 素敵な男のコに生まれ変わってからね。」 「どうしろっていうの…それ」 「あ、でもアンタみたいな物分りの悪いコはどの道、お断り」 「………………」 ――と、いった感じにはならなかった。 「それにしてもまったく舐められたものねぇ。 私に対して間引きの刀で挑んできたなんて。」 「挑むも何も、何度も言うけど……先に手を出したのは貴方だよ。 私は自分の身を守っただけ。」 もっとも、ちょっとやりすぎちゃったけど―――と、聞こえないように呟く高町さん。 「そこがまどろっこしいのよ! あれだけ決死の形相で反撃してくれば私だって本気出さざるを得ないでしょうが! まさか相手がお子様でも安心、便利に使えるビギナーモードみたいなもん常装備してるだなんて思わないわ!」 「管理局のデバイスの標準装備だよ。ゴム弾みたいなものかな…… 魔導士が暴徒鎮圧などの任務で人を撃たざるを得ない時は皆、基本、この機能を使うの。」 「誰が暴徒だ!! はあ……何か昨日やってた戦隊モノみたいなノリねぇ? つか皆って何よ? 魔法使いがそんなにいてたまるかっつうの。」 「相手に自身の事情を押し付けるのはよくないよ。 まずは言葉にしてくれなきゃ分からない事だってある。」 「悪いけど私、たし算の出来ない子供にりんごと皿を用意して 1から教えてあげるほどヒマじゃないのよねー。」 「…………」 なのはが眉間にシワを寄せながら、こめかみに手を当てて唸る。 一瞬でも、目の前の無頼人間と教導隊の尊敬する先輩を重ね合わせた事を後悔する彼女であった。 「…………似て、ないよね。 やっぱり私の気の迷いだったのかな……」 「ん? 何? 言いたい事があるならはっきり言いなさいよ。」 「いえ。つくづく私はバカだったなって」 「その点に関しては自信持ちなさい。 私も保証する」 「…………」 渓谷の一角―― 巨大なクレーターは彼女らが最後に激突した余波で出来た破壊の爪痕。 その中央で――――魔法使いの女性二人による凄絶な「話し合い」が展開されている。 額を擦り合わせるような超至近距離は謂わば武道で言う所の「負の間合い」 達人同士であれば一撃で決着がつくという危険な間合いだ。 青子の顔には相変わらず微笑…… しかしこめかみには青筋が浮き出ており、その長髪が文字通り怒髪天を突いている。 なのははあくまで静かに下から―― しかしその目には青白い炎が爛々と輝いていたりする。 そんな一触即発の両者。 否、既に水面下では多くの肉体言語が飛び交っているのだが。 「あまりケンカ腰で人と応対するのはよくないよ…… そんなんじゃまともにお話も出来ない。 ねえ、私が何を間違っていて貴方が私の何が気に入らないか、ちゃんと説明して。」 「間違い以前にピントがズレてる。 人が法と術の概念の話してるのに、夢とか救いとか―――」 「…………」 「だいたい人様にあんなドデカイもん撃って話し合いしましょ♪ってアンタ……」 「まず大人しく席について貰わないと話をする事も出来ないと思ったから。」 「ナルホドナルホドー! 一度ボッコボコにしてから話を聞かせるわけね! 実に合理的で、私好みの理論だわ!」 「人的被害は最小限に抑えたつもりだよ。 魔力ダメージだから後遺症も残らないはず……」 「この背中の傷を見ろ!!!」 傍から聞いていれば娘同士のささやかな口喧嘩に過ぎない様相である。 だがその言い合いの最中――――― なのはの手は青子の肩の鎖骨の急所に爪が食い込んでいて 青子の足のカカトはなのはの足の甲をグリグ踏んずけている。 この周囲の大破壊を担ったのは全て彼女達の人知を超えた暴れっぷりによるものだが 今の二人に、その面影は微塵も無い……… 両者共にひたすらジミ~で低レベルな肉弾戦を展開中。 ちなみに両者、スタミナ切れでヒザがガクガクと笑ってたりする。 ――――時間を少し巻き戻してみよう ―――――― AOKO,s view ―――― ぶっちめてやると意気揚々、最後のスターレイを蹴り上げて後 目の前が眩い光に覆われて―――その後の事を覚えていない。 (あれ………?) 私……ひょっとして、負けた? …………………… まったく体が動かない。 指の先まで麻痺したように。 ふと自分の体を見ると、両手はしっかりついていた。 あらためてこんにちわ、私の両腕。 無事で嬉しいわ。 てっきり根元から無くなってるものとばかり。 戦闘前後の記憶を探ろうとするも――― 「―――――――」 ダメだ。本格的に頭がぼーっとする。 とにかく体が重い。 まるで人間に上から圧し掛かられてるようで――― ――――――ところで………今、気付いたんだけれど 私の胸元に顔をうずめてる謎のツインテール。 コレは何だろう? ……………………………… ……………………………… 「――――――ああ」 すぐにそれの正体に気づく。 私をこんなにしてくれた張本人さんだ。 人をベッド代わりにしてスヤスヤと寝くさってる。 「……重い。」 無反応。 「……どいてくれない? 起きられないんだけど」 一向に起きない。 「ひょっとして女同士で抱き合う趣味でもあるの?」 ピクっと動いた気がするけど、やはり一向に……もういいわ。 その栗毛を乱暴にワシ掴みにして引き離し、そのまま立ち上が―― ピシ ビキビキ ピシ 「!$#$%&)(’&%$##&~~~~!!??」 いだだだだだだだだだだだだだだだだッッッッッ!!!??? ちょ、今!?? ピシッて……! 破滅の音……音がッ!? 主に背中とか、背中とか、両肩とか、背中とか――― 「あ、痛た……何コレ、」 カエルのような悲鳴を上げそうになるのを必死で堪える私。 動かす度に全身がブリキの玩具みたいにギシギシ言っている。 くぅ……思った以上に酷い有様ね…… でも、暢気に寝てるわけにもいかないか。 色々はっきりさせないといけない事もあるし…… さて―――― この、目の前の白い眠り姫をどうしよう? ―――――― NANOHA,s view ――― …………ごめんなさい。 起きてます。 「おはようさん―――お互い、元気そうで何より。」 追突のショックとブラスターの負荷の後遺症で動けないだけで 青子さんよりも少し前に私は意識を取り戻していた。 早くどこうと思ったんだけど――― 急激に上体を起こされて、全身が無理やり覚醒に向かう。 視界が赤と黒にチカチカと交差し、その痛みに顔をしかめてしまう。 しかし目の前の人……蒼崎青子さん。 エクセリオンバスターACSを確かに打ち込んだのだけど――― 本当ならこんなに早く目を覚ませるはずがない。 手応えもあったのに………あれすら無効化した? 「ねえ? 一つ聞きたいんだけど」 その青子さんが乱暴に私の髪を掴んだままに言った。 「何か私に恨みでもあるワケ?」 ………………………… …………………会った時から思ってたけど ひょっとしてこの人、ワザとこちらが理解し難いような態度を取ってるんじゃないかな……? 「………こっちも一ついい?」 「どーぞど-ぞ」 「私、今、どんな感じに見えますか?」 「ボロ雑巾だね」 「そういう風にしたのは誰ですか?」 「私以外に誰がいるのよ。」 「…………」 私は非難の目を向ける。 「言いたい事は分かるのよ? 確かに私の方から仕掛けた戦いだった。 でも分かってると思うけど………ほとんど遊びみたいなもんだったのよね」 ………遊びとは穏やかじゃない。 魔法はみだりに人に向けてはいけないものだ。 しかもこの人の術は―――贔屓目に見てもかなりの殺傷力を有していた。 ちょっとその言葉は聞き捨てならない。 「なのに、貴方は遊びの一線を越えて命を賭けて私を殺しにきたじゃない? 正直、あそこまで突き抜けてくるとは思わなかったのよねー」 私の頭を掴む青子さんの手に力が篭る。 「あそこまで反抗されたらこっちも、とことん行くしかないワケで――」 殺気―――答え次第によっては、というところか…… だけど私はその髪を掴んだ相手の手首を握り、逆に捻りあげてやる。 「遊びのつもりはないけれど…… 貴方の命を奪うつもりなんてなかったよ。」 「……………………はぁ??」 「いい加減……放して。」 「言うに事欠いて、人様にあんなドでかいもん撃っておいて―― 挙句の果てにゼロ距離でけし飛ばそうとしたにしては最高のジョークね? ひょっとして馬鹿にされてるのかね私は?」 「私のは全部、非殺傷……魔力ダメージだから。」 「は?」 鬼のような形相だった青子さんがキョトンとした表情になる。 「命に別状は無いよ。無茶をしたのは謝るけれど……こっちも必死だった」 左手にレイジングハートの感触。 魔力も底をつきそうだし、体も痛い。 いくら何でもこれ以上の交戦は避けたいところだけど―――正直、どうなるか分からない。 まずは掴んでいる腕をどうにかしないといけない…… ただ、その前に―――― 「あくまで続けるというのなら……蒼崎青子さん。 これだけは答えて下さい。」 ―――――― ―――――― 「―――これだけは答えて下さい。」 高町なのはがブルーに問いかける。 「何よ?」 「貴方が、この戦闘において……譲れない、とても大事な事を伝えようとしてた事は分かります」 やむを得ず戦いに身を投じる人。 何かわけがあって人を傷つける道を選んでしまう人。 そうした人々を彼女は数多く見てきている。 しかし―― 「でもあんな方法で伝えられたってこっちは分からない。 初めから人の話を聞かず、会話を成立させようとしなかったのは何でですか?」 自分は初めから、戦いの静止を呼びかけてきた。 「これはこんな、お互いボロボロになるまでしなきゃいけない戦いだったの? どうして対話に応じてくれなかったんですか?」 それだけが知りたかった。 この人はどれほどの思い責務を背負って、この戦いを―― 「いや――――――」 しかして蒼崎さんはポリポリと頭を掻きながら―― 「単に面倒臭かったから。」 ―――明瞭簡潔に吐き捨てた。 ………………………… ピ シ ッ 放った青子の解答に対して―――― 人の耳が拾えるほどに見事な、周囲の空気が凍った音が辺り一面に木霊する。 「…………」 青子の手と必死に格闘していた状態のなのはが――― まるでお構い無しにすっくと立ち上がる。 「おおっ?」 突然の手応えに驚くブルー。 そしてその彼女の手首を、白い魔導士の手がぐいっと掴み上げ 万力のように更なる力を以って捻り上げた 「………何? この手?」 「青子さん……頼むから真面目に答えて。」 その魔導士の顔から、表情がすーっと消えていく。 この教導官の指導を受けた生徒達なら誰もが知る――――高町なのはの「赤信号」 場は再び危険な色を灯す事になる。 結局、ここに来てまた齟齬―――― 青子は「魔法と魔術の区別もつかないコには体に教えてやるのがてっとり早い」 という意味での面倒臭いだったのだが、なのははそんな事は分からない。 言葉通り「さしたる理由も無しに、魔法という危険な力を行使して相手を大怪我させる」と取った。 どこまで行っても噛み合わない二人である。 「私も無茶だったのは認めるよ。少しやり過ぎた事も認める。」 「そう。ところで腕痛いんだけど」 「貴方もここまでしてくるのだから、相当な理由があっての行動だと思う」 「理由はあるけどね。でも回りくどい事は好きじゃないのよ―――あと腕」 「………まさか、本気じゃないよね? 面倒臭かったからっていうのは。 ちゃんと話してくれなきゃ分からないよ。」 「いや、だから散々話したでしょうが。貴方のは魔法じゃないって……折れる折れる」 「……下手したら二人とも死んでたかも知れないんだよ?」 「あーうん、そうですか。確かにね―――放せ」 ガツン!!という音が辺りに鳴り響く。 青子の黄金の右足がなのはのスネにダイレクトヒット。 「っ………」 武蔵坊すら一撃で悶絶するという急所をえぐられ、苦悶で顔をしかめるなのはさん。 「曲がりなりにもこの世界に踏み込んでおいて―― あの程度のじゃれ合いでガタガタ言いなさんな。 むしろこんな程度で済んで僥倖と思いなさい。子供じゃないんだから」 悠然と言い放つ青子さん。 しかし今のなのはがその程度で折れるはずがない。 その顔こそ無表情だが――背中から青白いオーラが立ち上っている…… 「もし私じゃなくて―――例えばどっかの爺さんが相手だったら アンタ、大笑いしながら二つにたたまれてたよ。断言す――たわっ!?」 言い終わらないうちにスパーンと――なのはの足払いが炸裂。 その場に尻餅をつく青子。 「………どっちが子供? 駄々っ子の理屈を振り回されても困るよ。」 逆に、なのはが見下ろす形で切って捨てる。 ミスブルーのその笑みからも「飄々」という文字が消え、こめかみに青筋がビシリと――― ズボンの誇りを払いながら立ち上がる魔法使い。 「なのは……本当に死なすよ? 私が笑ってるうちにね―――大概にしといた方がいい。」 「死ぬとか殺すとか気安く使わないで。」 魔力、体力共にオーバーヒートの二人の魔法使い――― 相手を殺傷する技など出せるはずもない。 戦えばその辺の犬や猫アルクにも負けるだろう。 「アンタには一度、物事の道理ってやつをキッチリ教え込まなきゃならないようね。」 「望むところだよ……そちらに道理があるのなら」 視線がバチバチと交錯する。 そんな余力など微塵も残ってない状態での二人による――― 汗だくになっての力比べが始まった。 ―――――― ―――という経過を辿って今に至るのだが……… 「ホント、何とかと煙は高いところに昇るわねぇ! ビュンビュン飛び回りくさって鬱陶しいだけだアレ! 空戦魔導士ってのは皆、ああなワケ!?」 「空の人間をバカにしないで……私の先輩は皆、立派な人だよ。 少なくとも理由も無しに人を撃ちまくるような人と違って。 それに第一、青子さんは私が空に 逃げた って言ったけど…… まるで空を安全地帯のように言わないで欲しいな。」 「どう見ても逃げたじゃん。 それに安全地帯じゃなけりゃ何なのよ?」 「撃墜された時の危険度は空の方が高いんだよ? 墜落の怖さと痛さは味わった者にしか分からないよ。」 「知るかそんなもん! そんなに堕ちるのが怖いなら飛ばなきゃいい。 地に足を付けて生きなさい。」 クレーター中央で睨みあう、もはやスタミナも尽きている両者の―― いつ終わるとも知れぬ舌戦は…… 「ここまで逆らわれると……ハア、ハア、苛立ちを通り越して愛着が湧くっていうか…… ハア、逆にやりがい出てきたわ………… 起きたら魔法使いが何かって事………じっくり叩き込んであげる。」 「貴方のような理不尽な人に……ハア、ハア、物を、教えられるの…?」 ………両者の体力、精神力の限界を持って終了の兆しを見せる。 互いに絡み合いながら、ヘナヘナと膝から崩れ落ちていくなのはと青子。 「ほざいてなさい、ハア、ハア…… 昔、先生と呼ばれていた私に対して、あまりな暴言よ……ソレ」 「私、現職の、教導官ですけど……」 「…………………」 「まずは、頭、冷やさない……?」 「なのは――鏡をあげる。 自分自身を見て言いなさいソレ――」 「青子さんが、先……」 倒れる時は前のめり。 最後まで力の限り、舌の限りを持って戦い 語り合った両者に送られるのは心地よいまでの泥のような眠りだけ――― その闘い、そして結末。 人知れず行われたこの魔法使い二人の大激突をこの場にて目撃したものはいない。 いるとすればそれは神か―――盤外に位置する傍観者だけ。 「上等………起きたら色々と話聞かせてもらうから覚悟しなさい。 サーヴァントとか凄い興味ある―――――」 「……………起きたら、ね。」 なのはの最後の言葉を締めとして、組み合ったままその場にパタリと倒れ付す二人。 極限まで撃ち合ったガンナー二人はこうして―――泥濘のままに魔法使いの夜を明かすだろう。 そしてこの出会いが――― この世界に起きている「怪異」にとって吉と出るか凶と出るかは――― まだ、誰も知る由も無い事であった。 高町なのは VS 蒼崎青子 両者ダブルノックダウンによる、引き分け――――― 前 目次 次
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== Info == Street Name Name 新規キャラクター Movement 10/25, 水泳 6 Karma 0 Street Cred 0 Notoriety 0 Public Awareness 0 エルフ Composure 12 Judge Intentions 11 Lift/Carry 3 (15 kg/10 kg) Memory 7 Nuyen 150 == Attributes == BOD 2 AGI 2 REA 2 STR 1 CHA 7 INT 4 LOG 2 WIL 5 EDG 3 MAG 5 == Derived Attributes == Essence 6 Initiative 6 IP 1 Astral Initiative 8 Astral IP 3 Matrix Initiative 7 Matrix IP 1 Physical Damage Track 9 Stun Damage Track 11 == Active Skills == エチケット 2 Pool 9 コンピュータ 0 Pool 1 サイバー戦闘 0 Pool 1 サバイバル 0 Pool 4 データ検索 0 Pool 1 トラッキング 0 Pool 3 パーミング 0 Pool 1 ハッキング 0 Pool 1 パラシュート 0 Pool 1 ピストル 0 Pool 1 応急処置 0 Pool 1 回避 0 Pool 1 偽造 0 Pool 1 弓術 0 Pool 1 虚言 2 Pool 9 脅迫 1 Pool 8 交渉 2 Pool 9 工芸 0 Pool 3 航法 0 Pool 3 指導 0 Pool 6 自動火器 0 Pool 1 呪文行使 4 [Manipulation] Pool 11 (13) 呪文対抗 4 Pool 9 重火器 0 Pool 1 召喚 4 [大気] Pool 11 (13) 錠前 0 Pool 1 潜水 0 Pool 1 潜入 0 Pool 1 船舶操縦 0 Pool 1 素手戦闘 0 Pool 1 束縛 4 Pool 11 体術 0 Pool 1 脱出 0 Pool 1 知覚 0 Pool 3 地上機操縦 0 Pool 1 長銃 0 Pool 1 刀剣 0 Pool 1 投擲武器 0 Pool 1 統率 2 Pool 9 爆破 0 Pool 1 尾行 0 Pool 3 武器整備 0 Pool 1 変装 0 Pool 3 砲術 0 Pool 1 霊視 1 [オーラ・リーディング] Pool 5 (7) 棍棒 0 Pool 1 == Knowledge Skills == セーフハウス 1 Pool 5 覚醒生物学 2 Pool 4 警備企業 2 Pool 4 警備計画 2 Pool 6 警備手順 2 Pool 4 精霊 2 Pool 4 犯罪社会 1 Pool 5 魔法理論 6 Pool 8 == Contacts == タリスモンガー (2, 2) == Qualities == Low-Light Vision 魔法使い == Spells == (Tradition Shamanic, Resist Drain with WIL + CHA (12)) 完全透明化/インプルーヴド・インヴィジビリティ DV (フォース÷2)+1 感化/インフルエンス DV (フォース÷2)+1 感情制御/コントロール・エモーション DV (フォース÷2) 集団思考制御/モブ・マインド DV (フォース÷2)+4 精神探査/マインド・プローブ DV (フォース÷2)+2 喪神破/スタンボルト DV (フォース÷2)-1 反射増強/インクリース・リフレックス DV (フォース÷2)+2 物理の仮面/フィジカル・マスク DV (フォース÷2)+1 == Lifestyles == 下流 1 months == Armor == フォームフィッティング・ハーフボディ・スーツ 4/1 レザージャケット 2/2 絶縁 4 == Weapons == サバイバル・ナイフ Pool 1 DV 2P AP -1 RC 0 素手 Pool 1 DV 1S AP - RC 0 == Commlink == ノヴァテック・エアウェア (3, 3, 3, 3) アイリス・オーブ サブボーカル・マイク トロード スキンリンク == Gear == イヤホン Rating 3 聴力強化 Rating 3 音源探知 コンタクトレンズ Rating 1 大光量補正 フラッシュライト ペリスコープ メイジサイト・ゴーグル 覚醒パッチ Rating 6 x2 眼鏡 Rating 3 映像拡大 映像リンク 視覚強化 Rating 3 偽造 SIN Rating 4 偽造免許 (魔法行使) Rating 4 偽造免許 (運転) Rating 4 偽造免許 (収束具所持) Rating 4 拘束具, プラスティック製 x10 魔力収束具 (結合済みの収束具) Rating 2 == Vehicles == ホンダ・スピリット (軽車両) ヴィークル・センサー ■精霊の助力■ 12BP 人F5 助力3 3BP 大気F5 助力3 3BP 大地F5 助力3 3BP 水F5 助力3 3BP 能力説明 精霊を4体束縛したエルフの魅力魔法使いです。 魔法使いにとって大切な、呪文行使、呪文対抗、召喚、束縛を平均レベルで持ち、 種族最大値の魅力で、魔法のドレイン抵抗にも強く、対人交渉もこなします。 反面、肉体的には弱く、物質界で正面を切っての戦闘を行うのは死を意味するでしょう。 また、このキャラは潜入技能を所持していません。これは、普通のキャラビルドからは外れていますが、敢えてそうしています。 肉体的に虚弱なこのキャラが潜入技能が必要な、危険な場所に潜り込んだとしても、仲間の足を引っ張るだけだからです。 同じ理由で、身体魔法の維持収束具も所持していません。維持収束具で反射増強を使って、サムライ並みのIPを得たところでどうするのです? このキャラの本領はそんなところにはありません。 自らでの戦闘、潜入を避けるのならば、どうするのか? 戦闘や潜入は諦めるのか? このキャラには、4体の精霊が居ます、セッション中更に召還技能で呼び出せば、5体になります。精霊に戦闘に参加してもらえばいいのです。 このキャラには魔法があります、わざわざ自ら危険な場所に潜らなくても、精神探査で情報を知っている人間から引き出せばいいのです。リスクを甘受できるのなら物理の仮面で化けて、堂々と正面から行ってもよいでしょう。 怪しまれたら? 天性の高い魅力と、交渉技能があるじゃないですか。それでも怖い? ではやはり、このキャラの一番得意な技ですかね、なに、よほどの富裕層でなければ、そうそう精霊への対策などしていません(得てしてランナーは、そういった金持ちを相手にしなくてはいけないことも多いのですが)精霊ならば、アストラル世界からこの世界に直接現れることもできるのです。 繰り返しますが、このキャラは肉体的に虚弱です。敵の攻撃には耐えられず、戦闘で先手を取ることもまず無理でしょう。耐久力は人並み以下、スピードはようやくウェアも何も入れてない一般人レベルなのですから。 このキャラを使う時は、自分で前面に立つのはまず無理です、ですがその事を十分に理解し、精霊と魔法と口先とを使いこなしたならば、スマートにランをこなせるはずです。 技能とDP説明 呪文行使 DP9・操作呪文はDP11 (魔力収束具発動で更に+2DP) 魔法行使時に使う技能です。DP分ダイスを振ります。ヒット数の扱いは、呪文によって変わります。 呪文に応じたドレインが発生します、ドレイン抵抗を行ってください。 ドレイン抵抗 DP12 魔法行使後・精霊召喚後に発生するドレイン抵抗に使うDPです。ヒット数分ドレインを減少することが出来ます。 ドレイン減少を完全にできなかった場合、打ち消せなかった分のドレインがダメージとなります。 通常は精神(S)ダメージ、オーバーキャストした場合は身体(P)ダメージを受けます。 呪文対抗 DP4 主に敵対的な魔法を掛けられた時に使う技能です。DP分ダイスを振って、ヒット数を魔法抵抗ヒット数として加える事ができます。 召還 DP9・大気の精霊はDP11(魔力収束具発動で更に+2DP) 精霊を召喚する時の使う技能です。この技能のヒット数と精霊のヒット数を比べて勝利すれば精霊を呼び出せます。純ヒット数が助力回数になります。助力の回数だけ精霊に命令できます。 精霊のヒット数*2(精霊のヒット0の場合2)のドレインが発生します。ドレイン抵抗を行いましょう。 精霊は呼び出したタイミングから、日の出OR日の入りまで居てくれるので、常時居てくれるように召還しておきましょう。戦闘前に命令をすることもできます。戦闘や危険が予想される場合、事前に戦闘参加命令やPCを守護するような命令を出しておくといいでしょう。 束縛 DP9(魔力収束具発動で更に+2DP) 精霊を束縛する時の使う技能です。この技能の使用には精霊のF*1時間が掛かります。 この技能のヒット数と精霊のF*2のヒット数を比べて勝利すれば精霊を束縛できます。純ヒット数が2個以上になった場合、最初の一個分を除いてのヒット数が元々の助力回数に足されます。助力の回数だけ精霊に命令できます。 精霊のヒット数*2(精霊のヒット0の場合2)のドレインが発生します。ドレイン抵抗を行いましょう。 霊視 DP5(オーラリーディング時+2DP) 対象の情報を読み取る技能。オーラ、アストラル体、霊紋などが読み取れる。ヒット数でどれだけの情報が得られたかが決まります。 通常はオーラリーディングに使う技能でしょう、詳しい霊視結果は霊視表を参照。 対人(エチケット・虚言・交渉・統率)SG DP9 エチケット技能は場に合わせた行動ができるかや、相手からの自分の印象を決める技能。交渉技能は交渉を有利に進める技能。虚言技能は嘘を本当だと思い込ませることができるか決める技能。 統率技能は、他者を自分の指揮に従わせる時に使う技能ですが、通常のランではあまり使うことがないでしょう。 虚言・交渉は、相手の嘘に気づけるかどうかのDPとして使うこともできます。 脅迫 DP8 相手を脅迫する技能、ですが、肉体的に弱く、コネクションも無いこのキャラがただ凄んでも、あまり説得力はないでしょう。 この技能は、相手からの脅迫に抵抗するDPとしても使えます。 【以下戦闘時の判定】 イニシアティブ DP6(反射増強使用中は+魔法効果DP・魔法の維持によりー2DP) 戦闘開始時にイニシアティブを決定するために振るDPです。 ヒット数+6がイニシアティブ値となります。このキャラのイニシアティブパスは通常1(反射増強使用中は更に+1~3)です。 回避・射撃攻撃に対して DP2 射撃攻撃を避けるときに振るDPです。 敵のヒット数に勝つと攻撃を避ける事が出来ます。勝てなくても、ヒット数分、敵のヒット数を減らせます。 DPが低いので場合により判定放棄してもOK 回避・近接攻撃に対して DP1 射撃攻撃を素手で受け流す時に振るDPです。 敵のヒット数に勝つと攻撃を避ける事が出来ます。勝てなくても、ヒット数分、敵のヒット数を減らせます。 DPが低いので場合により判定放棄してもOK ダメージ抵抗 対弾・8DP/対衝・5DP 攻撃ダメージの決定後、そのダメージを軽減するためのダメージ抵抗を行う為の判定です。 ヒット数分、攻撃のダメージを減らします。 【以下アストラル戦闘時の判定と技能】 アストラルイニシアティブ DP8 アストラル投射にアストラル体でイニシアティブを決めるときのDP。 ヒット数+8がイニシアティブ値になる。魔法使いはアストラルイニシアティブパスは、一律3。 アストラル戦闘・回避 DP4 アストラル投射中にアストラル体で回避を行う判定。 この技能は攻撃に使うこともできるが、魔法で攻撃したほうが有効なので省略する。 ダメージ抵抗 DP5 アストラル投射にアストラル体でダメージ抵抗を行う時の判定。 ヒット数分、受けるダメージを減らす。 魔法とDP説明 【全般に関する注意】 魔法には、効果が発生している間【維持】が必要になるものがある。 魔法を維持していると、すべての能動的行動にDPー2になる(ダメージ抵抗、ドレイン抵抗等には-2はない) 維持によるDPー2は、重複する。 魔法のヒット数の最大値は、魔法使用時のF(フォース)値までである。 以下に魔法の概要が書いてあるが、詳しくはルルブの呪文説明を参照・確認すること。 呪文行使 DP9・操作呪文はDP11 (魔力収束具発動で更に+2DP) 魔法行使時に使う技能です。DP分ダイスを振ります。ヒット数の扱いは、呪文によって変わります。 呪文に応じたドレインが発生します、ドレイン抵抗を行ってください。 ドレイン抵抗 DP12 魔法行使後・精霊召喚後に発生するドレイン抵抗に使うDPです。ヒット数分ドレインを減少することが出来ます。 ドレイン減少を完全にできなかった場合、打ち消せなかった分のドレインがダメージとなります。 通常は精神(S)ダメージ、オーバーキャストした場合は身体(P)ダメージを受けます。 呪文リスト 喪神破・DP9(+2)/単体に精神(S)ダメージ/F5・ドレイン1/F分(5)精神ダメージ 単体攻撃。アストラル空間での精霊等にも効く。機械等の無生物には無効。F5で撃つと対象に5点のSダメージを与える。 F5だと、1点のドレイン(精神ダメージ1点)が発生する。ドレイン抵抗を行うこと。 完全透明化・DP9(+2)/F5・ドレイン3/対象を通常の視覚では感知しにくくする 通常視覚、低光量、熱映像、その他映像に関する物理的視覚から隠れる魔法。機械にも効果あり。 アストラル的には隠れられず(オーラは消えない) また物理的にも音や匂いは消えないので注意。 この呪文の対象への攻撃ダイスへ-6(目標が見えない)修正&射撃武器の場合は、敏捷ではなく直感力で技能判定になる。 F5だと、3点のドレイン(精神ダメージ3点)が発生する。ドレイン抵抗を行うこと。 物理の仮面・DP9(+2)/F5ドレイン3/対象を選んだ外見に変装させる。 術者は対象に接触しなければならない。テクノロジー的なセンサーも欺ける物理的な幻影で対象の外見を自由に変更する。基本的なサイズと輪郭は変更できない。 物理的視覚・触覚等をごまかせる。声や臭いと言った、肉体的特徴も変更できる。 機械にも効果あり。 反面、アストラル的には姿をごまかせないので注意。 呪文行使テストのヒット数が、誰かが呪文に抵抗する時のテストの目標値になる。 F5だと、3点のドレイン(精神ダメージ3点)が発生する。ドレイン抵抗を行うこと。 反射増強・DP9(+2)/F5ドレイン4/IN&INパス増加 目標値2/IN+1 INパス+1 目標値3/IN+2 INパス+2 目標値4/IN+3 INパス+3 戦闘が予想される時は、事前にかならず自分に使っておくこと。これを掛けておかないとサムライが3回とか動く間に自分は1回しか動けなくなる。 自分が戦闘に参加しない場合でも、細かく精霊に命令を与え直すこと(単純動作)が増えたパス分可能になる。 F5だと、4点のドレイン(精神ダメージ4点)が発生する。ドレイン抵抗を行うこと。 精神探査・DP9(+2)/F5ドレイン4/ヒット数分の読心ができる・2表層心理/3~4深層心理/5無意識部分まで読める。 他者の心を読めるようになる。呪文行使1つに付き、1個分の質問ができる。 呪文を同じ読心対象に短時間で使い直す毎に、-2DPの修正が入る(累積) 感化・DP11(+2)/F5ドレイン3/相手の心の深層に一つの暗示を植え付ける 強烈な後催眠による命令のように、相手の心の深層に一つの暗示を植え付ける。 対象は与えられた暗示をあたかも自分の意志であるように実行し、その後暗示は消えてしまう。 与えられた暗示が矛盾を起こした場合、対象は意志力テストで抵抗する。 術者はいつでも好きなときに暗示を解除できる。 感情制御・DP11(+2)/F5ドレイン2/対象に指定した感情を引き起こす。 術者が指定した感情(愛、憎しみ、恐怖、喜び、悲しみなど)の奔流に対象は押し流される。 対象はその感情を心の底から信じているが、盲目的に従うわけではない。 引き起こされた感情と一致する行動を取る限り、ペナルティはない。 引き起こされた感情と一致しない行動を取る場合、ペナルティー2 術者の単純動作消費で、感情の種類を切り替えることができる。 集団思考制御・DP11(+2)/F5ドレイン6/対象の理性の支配権を握り、対象のあらゆる行動を指図できるようになる。 半径Fメートルの円状範囲の対象内にある全ての生命体の理性の支配権を握る 対象に単純動作消費して思念による命令を与え、あらゆる行動を指図できるようになる。 全集団に与えられる命令は1回の単純動作でひとつだが、個人個人に対して複数の単純動作を消費して、個別の命令を与えることも出来る。 【以下戦闘時の判定】 サンプルキャラ製作者から一言 少しどころではなく癖のあるキャラです。精霊とこれまた少し癖のある魔法も入っている呪文ラインナップをどう使うかはPLの発想にかかってますし、精霊を上手く使うためには、各種技能と精霊について、PL側の事前勉強が必須になってきます。精霊を複数使うというのは、PCを一度に数体使うようなものです。サンプルとしておくには、ルール的にも少し難易度が高いキャラです。どうしても精霊使いをやってみたい、そんなやる気のある方向けの、ちょっと難し目のサンプルキャラです。
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イベント概要 イベント楽曲 選抜メンバー イベントストーリー イベント報酬累計イベントpt イベントptランキング イベント曲スコアランキング イチ推しランキング 外部リンク 形式:ミラクルコレクション 開催期間:2023/10/15 14 00 ~ 2023/10/25 13 59 イベント概要 期間中にイベント楽曲以外のライブでライブをプレイすると、ライブのスコアに応じてアイテム「ミラクルスター」とイベントptが獲得できます。 「ミラクルスター」を使ってイベント楽曲をプレイするとより多くのイベントptを獲得できます。 イベント期間中に獲得したイベントptに応じて「イベントストーリー」や「イベントpt報酬」を獲得したり、ランキングに参加することができます。 イベント終了後に、ランキングの順位に応じた報酬を獲得することができます。 (ゲーム内お知らせより) イベントページをチェックすることで、毎日一度、イベントログインボーナスを得ることができます。 また、イベントページから「推しメンバー」を登録することで、同じ推しメンバーを選んだプレイヤー間でイベントptランキングを競うことができるようになります。 推しメンバーの登録はイベント中一度だけ可能で、選び直すことはできません。 推しメンバーの登録は必須ではありませんが、未登録のままイベントを終えると、後述の「イチ推しランキング報酬」を受け取ることができないので注意。 イベント楽曲 曲名 区分 属性 難易度 ステージレベル 消費スター EXP コンボ数 WATER BLUE NEW WORLD Aqours クール NORMAL ★6 1000 10 219 HARD ★8 390 EXPERT ★10 535 MASTER ★12 748 ※イベント楽曲ではLPは消費しません。 選抜メンバー 選抜メンバー ミラクルスター獲得ボーナス イベントptボーナス 入手方法 UR[サカサマ世界]黒澤ダイヤ 覚醒前:+250覚醒後:+500 覚醒前:+10%覚醒後:+20% ピックアップ勧誘「Trick or Treat!」で獲得 UR[フラワーパーク]国木田花丸 UR[お化け屋敷]松浦果南 本イベントの報酬 UR[納涼の夕べ]西木野真姫 覚醒前:+250覚醒後:+500 (なし) 勧誘で獲得 UR[神田を往く納涼船]東條希 UR[何皿食べちゃう?]小泉花陽 イベント「きょうりょくライブ (2023年9月)」報酬 「ミラクルスター獲得ボーナス」を持つメンバーが加入している場合、イベントログインボーナスで獲得できるミラクルスターの量が増加します。 「イベントptボーナス」を持つメンバーを編成してライブをプレイすることで、ライブクリア時に獲得できるイベントptが増加します。 イベントストーリー 今回はイベントストーリーはありません。 イベント報酬 「累計イベントpt」は、イベントptを一定量稼いだ時点で報酬を受け取ることができます。 「イベントptランキング報酬」「イベント曲スコアランキング報酬」「イチ推しランキング報酬」は、イベント期間終了後、それぞれの順位に応じた報酬を受け取ることができます。 累計イベントpt イベントpt 報酬 10 11 ラブカ×30 50 51 ゴールド×50000 100 101 ペンライト×10 200 201 期限付きスキップチケット×20 400 401 レッスンノート(小)×180 600 601 スキルブック(小)×10 800 801 メモリアルピース×30 1000 1001 ラブカ×30 1500 1501 ゴールド×100000 2000 2001 ペンライト×10 2500 2501 レッスンノート(小)×180 3000 3001 スキルブック(小)×10 3500 3501 期限付きスキップチケット×20 4000 4001 メモリアルピース×40 4500 4501 ゴールド×100000 5000 5001 ラブカ×40 6000 6001 期限付きスキップチケット×20 7000 7001 ペンライト×10 8000 8001 レッスンノート(小)×180 9000 9001 スキルブック(小)×10 10000 10001 1回通常勧誘チケット×1 12000 12001 メモリアルピース×50 14000 14001 ゴールド×100000 16000 16001 ペンライト×10 18000 18001 レッスンノート(小)×180 20000 20001 ラブカ×100 22000 22001 メモリアルピース×50 24000 24001 スキルブック(小)×10 26000 26001 ゴールド×100000 28000 28001 ペンライト×10 30000 30001 ラブカ×50 32000 32001 レッスンノート(中)×60 34000 34001 スキルブック(小)×10 36000 36001 メモリアルピース×70 38000 38001 ゴールド×100000 40000 40001 ラブカ×100 42000 42001 ペンライト×10 44000 44001 レッスンノート(中)×66 46000 46001 スキルブック(小)×10 48000 48001 メモリアルピース×80 50000 50001 10回通常勧誘チケット×1 52000 52001 ゴールド×100000 54000 54001 ペンライト×10 56000 56001 レッスンノート(中)×66 58000 58001 スキルブック(小)×10 60000 60001 ラブカ×100 62000 62001 メモリアルピース×80 64000 64001 ゴールド×100000 66000 66001 ペンライト×10 68000 68001 レッスンノート(中)×66 70000 背景「浦の星女学院(通学路)」 71000 71001 ラブカ×50 72000 72001 スキルブック(小)×10 74000 74001 メモリアルピース×100 76000 76001 ゴールド×150000 78000 78001 レッスンノート(中)×66 80000 80001 ラブカ×100 82000 82001 ペンライト×10 84000 84001 スキルブック(小)×10 85000 背景「内浦(バス停)」 86000 86001 メモリアルピース×100 88000 88001 レッスンノート(中)×66 90000 90001 ラブカ×50 92000 92001 ゴールド×200000 94000 94001 ペンライト×10 96000 96001 レッスンノート(中)×66 98000 98001 スキルブック(中)×5 100000 UR[お化け屋敷]松浦果南 100001 ペンライト×500 105000 105001 メモリアルピース×100 110000 110001 ゴールド×300000 115000 115001 ペンライト×30 120000 120001 ラブカ×100 125000 125001 レッスンノート(大)×54 130000 130001 スキルブック(中)×5 135000 135001 期限付きスキップチケット×30 140000 140001 ラブカ×50 145000 背景「浦の星女学院(廊下)」 150000 150001 1回通常勧誘チケット×1 160000 160001 ペンライト×100 170000 170001 ラブカ×50 180000 180001 レッスンノート(大)×86 190000 190001 スキルブック(中)×5 200000 200001 1回通常勧誘チケット×1 210000 210001 ペンライト×100 220000 220001 ラブカ×50 230000 230001 レッスンノート(大)×43 240000 240001 スキルブック(大)×3 250000 250001 ゴールド×500000 255000 スタンプ「花丸 次は頑張るずら」 260000 260001 期限付きスキップチケット×30 270000 270001 ラブカ×50 280000 280001 ペンライト×20 290000 290001 スキルブック(大)×3 300000 300001 ラブカ×100 310000 背景「浦の星女学院(校門)」 325000 325001 ペンライト×100 350000 350001 ラブカ×50 375000 375001 期限付きスキップチケット×40 400000 400001 ラブカ×100 425000 425001 ペンライト×30 450000 450001 期限付きスキップチケット×50 475000 475001 ペンライト×30 500000 500001 ラブカ×300 510000 背景「Aqorusステージ「WATER BLUE NEW WORLD」」 525000 525001 ペンライト×30 550000 550001 メモリアルピース×30 575000 575001 ゴールド×100000 600000 600001 メモリアルピース×30 610000 背景「冒険の世界へ」 625000 625001 ゴールド×100000 650000 650001 メモリアルピース×30 675000 675001 ゴールド×100000 700000 700001 メモリアルピース×30 725000 725001 ゴールド×100000 750000 750001 メモリアルピース×30 775000 775001 ゴールド×100000 800000 800001 メモリアルピース×30 825000 825001 ゴールド×100000 850000 850001 メモリアルピース×30 875000 875001 ゴールド×100000 900000 900001 メモリアルピース×30 925000 925001 ゴールド×100000 950000 950001 メモリアルピース×30 975000 975001 ゴールド×100000 1000000 1000001 メモリアルピース×30 本イベントの報酬で入手できる通常勧誘チケットの使用期限は2023/10/31 11 59までです。 本イベントの報酬で入手できる期限付きスキップチケットの使用期限は2023/11/30 23 59までです。 イベントptランキング 順位 報酬 1~500位 ラブカ×3000ペンライト×900レッスンノート(大)×300スキルブック(大)×35スキップチケット×30ゴールド×2000000メモリアルピース×1000 501~1500位 ラブカ×2000ペンライト×7500レッスンノート(大)×250スキルブック(大)×25スキップチケット×25ゴールド×1700000メモリアルピース×950 1501~3000位 ラブカ×1500ペンライト×600レッスンノート(大)×200スキルブック(大)×20スキップチケット×20ゴールド×1500000メモリアルピース×900 3001~5000位 ラブカ×1200ペンライト×500レッスンノート(大)×150スキルブック(大)×15スキップチケット×15ゴールド×1200000メモリアルピース×800 5001~10000位 ラブカ×1000ペンライト×450レッスンノート(大)×150スキルブック(大)×15スキップチケット×15ゴールド×1000000メモリアルピース×700 10001~20000位 ラブカ×500ペンライト×180レッスンノート(大)×50スキルブック(大)×5スキップチケット×5ゴールド×400000メモリアルピース×600 20001~35000位 ラブカ×400ペンライト×120レッスンノート(大)×40スキルブック(大)×4スキップチケット×4ゴールド×300000メモリアルピース×550 35001~50000位 ラブカ×375ペンライト×90レッスンノート(大)×30スキルブック(大)×3スキップチケット×3ゴールド×200000メモリアルピース×500 50001~100000位 ラブカ×250ペンライト×45レッスンノート(大)×20スキルブック(大)×2スキップチケット×2ゴールド×160000メモリアルピース×300 100001~1000000位 ラブカ×200ペンライト×15レッスンノート(大)×10スキルブック(大)×1スキップチケット×1ゴールド×100000メモリアルピース×150 イベント曲スコアランキング 順位 報酬 1~10000位 ラブカ×300レッスンノート(大)×150ゴールド×1000000 10001~30000位 ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000 30001~50000位 ラブカ×100レッスンノート(大)×50ゴールド×300000 50001~75000位 ラブカ×75レッスンノート(大)×30ゴールド×200000 75001~120000位 ラブカ×50レッスンノート(大)×10ゴールド×100000 120001~250000位 ラブカ×40 250001~450000位 ラブカ×30 450001~750000位 ラブカ×20 750001~1000000位 ラブカ×10 イチ推しランキング 順位 報酬 1位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP1】ラブカ×1000レッスンノート(大)×500ゴールド×3000000 2位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP2】ラブカ×800レッスンノート(大)×400ゴールド×2500000 3位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP3】ラブカ×600レッスンノート(大)×300ゴールド×2000000 4~10位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP10】ラブカ×400レッスンノート(大)×200ゴールド×1500000 11~100位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP100】ラブカ×300レッスンノート(大)×150ゴールド×1000000 101~300位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP300】ラブカ×250レッスンノート(大)×100ゴールド×750000 301~1000位 称号【ハーフアニバーサリー (メンバー名) TOP1000】ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000 1001~30000位 ラブカ×200レッスンノート(大)×75ゴールド×500000 外部リンク 果南ちゃんが報酬UR部員♪イベント「ハーフアニバーサリー」を開催! | NEWS | ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!(スクフェス2) https //lovelive-sif2.bushimo.jp/news/post-varq/
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第1話「使い魔は猛女」 トリステイン魔法学院に、今日も今日とて爆音が響き渡る。 「今度こそ、来なさい!」 桃色の髪の少女が一心不乱に呪文を唱え、手にした小さな杖を振る。爆発、轟音。 二年生に進級した際行われる、使い魔召喚の儀式。彼女はそれを失敗し続けていた。 「ゼロのルイズがまた1ゾロを振ったぞ!」 「魔法を失敗するたびに10点貰ってたらゼロのルイズは今頃10レベルだぜ!」 「1ゾロとか10レベルって何だよ?」 ルイズと呼ばれた桃色の髪の少女と似たような格好をした少年少女たちが、彼女を嘲笑する。 だがそれもごく一部、数人程度のことだ。それ以外の少年少女は白けた雰囲気を出していた。 「あー、ミス・ヴァリエール。もうすぐ日が暮れる、一先ず切り上げ明日にしてはどうだろう? 何も今日呼び出さなければ駄目、というわけでもないのだから」 一人だけ年齢も着ているものも違う、教師と思しき眼鏡をかけた中年の男がルイズに声をかける。 ちなみに、頭髪が実に寂しい。 「ミスタ・コルベール、あと一回! あと一回だけお願いします!」 「いや、しかしだね……」 ルイズがコルベールと呼んだ男に懇願する。白けた雰囲気の原因はこれだった。 最初のうちは皆が皆、嘲笑と罵声を浴びせていたものだが、何十回も続いたためいい加減飽きているのだ。 どんな面白い物事も、過剰となれば飽きが来る。 コルベールは教師としての権限を行使し、無理矢理やめさせても構わなかったが。 しかしルイズが、どれほど頑張っているか分かっているだけに、それが出来なかった。 「分かりました。しかし、次が本当の最後。これ以上は次の授業に差し支えかねない」 「はい! ……てぃび! まぐぬむ!」 嬉しそうに喜び、呪文を唱え始める。 (今度こそ、失敗するわけには行かないわ!) ルイズは心の中でそう強く誓い、一言一句、発音の一つ一つにまで気を遣い詠唱を続ける。 「いのみなんどぅむ、しぐな、すてらるむ、にぐらるむ、え、ぶふぁにふぉるみす、さどくえ、しじるむ! 来なさい! 私だけの、神聖で、美しく、強力な使い魔よ!!」 結論から言えば、また爆発した。 「詠唱も、集中も完璧なはずなのになんでよー!!」 都合50回目になる召喚も、失敗かと思いきや……。 「おい、何かいるぞ!」 「ゼロのルイズが成功した!?」 「この世の終わりだー!」 「エルフが降ってくるぞー!逃げろー!」 爆発で巻き上がった粉塵が晴れ、何かが召喚されたと気付いた生徒たちは、パニックに陥った。 中には満足げに頷いてる赤毛の女や、召喚には興味なさそうに本を読んでいる青髪の少女も居たことは居たが……。 「成功した、本当に、成功し……た……?」 「っててて……イリーナ、重い、潰れる、退け」 「なっ! 私はそんなに重くありません!!」 ルイズは召喚が成功した、その事実に感涙に咽び泣く一歩手前、と言ったところで聞こえる二つの声に首を傾げた。 晴れた粉塵から姿を現したのは二人の男女だ。 一人はどこか斜に構えた雰囲気を持つ青年、ヒースだった。地面に倒れ、杖を片手にもう一人の人物に乗っかられている。 もう一人は少女だ、元気が有り余っているというのが声からでも分かるほど元気な少女、イリーナ。 地面に倒れているヒースに馬乗りになる形で乗っかっており、重いと言ったヒースの腹を殴った。ヒースが口から泡を吹く。 「……あんたたち誰?」 ルイズがそう声を発すると、パニックを起こしていた生徒たちの間から大きな笑い声が上がった。 「召喚に成功したと思ったら呼び出したのは平民だ! ……平民だよな?」 「流石ゼロのルイズ! 俺たちに出来ないことをやってのける! そこに痺れる憧れない!……格好は平民みたいだけど一人は杖持ってるぞ?」 「実は前もって地面に隠れて貰ってて爆発の隙に姿現したとかじゃないだろうな! ……貴族崩れじゃね?」 人間を召喚したルイズを嘲笑しつつも、ただの平民とは思えないようで彼らはぼそぼそと会話を続ける。 そんな状況に気付いたのか、じゃれ合っていたイリーナとヒースは身を起し、これまたぼそぼそと何事か会話をし始めた。 「……ヒース兄さん、この人たち邪悪じゃないです」 「ふぅむ、成る程な。“ゲート”も閉じたようだ。魔術師ギルドっぽい雰囲気と状況から察するに、何らかのマジックアイテムによる事故か?」 「……私は誰って聞いてるの! 答えなさいよ!」 ルイズはイリーナが聞き慣れない言葉を発したあと、何故か頷きヒースと会話をするのを無視されたと思い叫ぶ。 「アー、相手に尋ねるときは自分から名乗るのが礼儀だと習わなかったか?」 ヒースに正論を言われ、ルイズはぐっ、と唸る。何故かこの男に言われると無駄に嫌だった。 「ミスタ・コルベール! 召喚のやり直しを要求します!」 「それは駄目です、ミス・ヴァリエール。 確かに人間、かつ二人を呼び出したのはどちらも前代未聞で例を聞きませんが、召喚されたことには変わりがない。 一度召喚されたものを使い魔とする、その伝統を曲げるわけには行きません。 使い魔は一人に一つ、二人いるのならどちらを選ぶかは貴女の自由だ。 さぁ、コントラクト・サーヴァントを」 素気無く却下を喰らい、ルイズは自らが呼び出した二人を見つめ、考える。どちらを使い魔として選ぶべきなのかを。 ヒースと呼ばれた男は杖を持っている。平民としか思えない服装から貴族では無いだろうが、杖を持っているのならメイジだろう。 そのヒースを兄と呼んだイリーナという少女。パッと見、杖を持っているようには見えないが兄妹ならば彼女も恐らくメイジだ。 魔法を使う使い魔。考えてみればこれほど凄い使い魔も早々居ないのではなかろうか? 相手が貴族崩れならば使い魔にしても問題はないだろう。 しかし念のために確認しておく必要がある。万が一にも貴族を使い魔になどした日には、大問題に発展しかねない。 「貴方たち貴族?」 「ふっ、初対面のお嬢さんに貴族と思われるほど、俺様はオーラをかもちだしているのか。流石俺様、凄いぞ俺様」 「違いますよ」 自己陶酔に浸るヒースのわき腹に肘を入れつつイリーナが否定する。 ならば問題は何も無い。そしてどちらもメイジならば、皮肉気で斜に構えた男などより、従順で素直そうな少女のほうを使い魔として選ぼう。ルイズはそう考えた。 何よりもファーストキスをあんな男に捧げるのは断固として嫌だ、女の子同士ならばノーカン。とも考えていた。 似たような年齢で発育も似たようなものだということで、親近感が沸いたのもあるかもしれない。 「感謝しなさいよ。貴族にこんなことされるなんて、普通一生無いんだから」 「はい?」 心の中でノーカンノーカンと呟きつつルイズは杖を振るう。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我が使い魔となせ」 詠唱を終え、きょとんとしているイリーナの額に杖をちょん、と当てたあと、顔を引き寄せその唇に自らの唇を押し当てる。 「~~~~~~~~~~~~っ!?」 突然キスされたイリーナは混乱し真っ赤になった。心の中でレプラコーンとスプライトが盛大に踊り狂う。 横でその様子を見ていたヒースも、口をあんぐりと開き驚いている。 「な、な、な、な、な、な、行き成り何を……熱っ!」 唇が離され、盛大にパニックに陥っているイリーナの左手の甲に、紋章が浮かび上がる。 使い魔のルーン、コントラクト・サーヴァントによって刻まれる使い魔の証。 ちなみにイリーナは普段から手袋をしているため、ルーンが浮かび上がっている様子は分からない。 イリーナは左手を押さえ、顔を苦痛に歪ませる。 「使い魔のルーンを刻んでるだけよ。我慢しなさい、すぐ終わるわ」 「ちょっとまて! お前イリーナに何をした!!」 ルイズがキスをした途端、イリーナが痛みに襲われた。これで関連性を見出せないわけがないヒースはルイズを掴み上げる。 大切な妹分が何かされて黙っていられるほど、ヒースはお人好しではない。 「放しなさいよ! さっき言った通り使い魔のルーンを刻んでるだけ、害は無いしすぐ終わるわよ!」 ヒースを振りほどこうとし、意外なほど力があるためそれが適わず、仕方なく答えるルイズ。 「使い魔だぁ? 人間を使い魔にするなんて聞いたこと無いぞ!!」 「私だって聞いたことが無いわよ!」 「喧嘩はいけませーん!」 口論する二人の間に、ルーンが刻み終わり、いつの間にか復活したイリーナが割って入る。 「あーゴホン! 失礼」 イリーナも交えて三人でぎゃあぎゃあ騒ぐ中、コルベールがイリーナの左手を取り、手袋を外し使い魔のルーンを確認する。 「これは、珍しいルーンだな……兎に角、おめでとう、ミス・ヴァリエール。 コントラクト・サーヴァントは一度で成功したようですね」 「あ、はい!」 サモン・サーヴァントは何十回も失敗したが、コントラクト・サーヴァントは一度で成功した。 その事実は、ルイズの機嫌を良くさせるのに十分だった。 「馬鹿な!今度は一度で成功!?」 「ありえねぇ! 6ゾロ振りやがった!」 「だから6ゾロって何だよ!」 普段は耳障りな同級生の言葉も非常に心地が良い。ルイズは今、16年の人生の中で最高の気分だった。 「そこまで! 兎に角今日はこれにて解散。さぁ、教室に戻るぞ」 コルベールが手をパンパンと叩き、またパニックに陥りそうだった生徒たちを戻るよう促す。 次々と空へ上がり、飛べないルイズに嘲笑と罵声を浴びせながら生徒たちは去っていく 「……んだぁ、今の」 ヒースは困惑していた。魔法で空を飛ぶこと自体は驚かない、自分も可能なのだから。 しかし上位古代語ではない別の言語を用いてそれを成したのだから、魔術師のヒースからしたら驚愕ものだ。 詠唱、動作、あらゆる点で古代語魔法と異なる魔法。 マジックアイテムの線を考えたが、それならばこのルイズと呼ばれた少女が飛べない、というのは不自然だ。 「……行くわよ、付いて来なさい。あんたもよ」 空を飛ぶ生徒たちを見つめ、悔しそうに唇をかみ締めていたルイズが二人にそう命令し、歩き出す。 「……どうします?ヒース兄さん」 「どうするもこうするも、とりあえず付いていくしかないだろう。状況がさっぱり分からん。 “センス・イービル”で悪意が感知出来なかったんだ、危険は無いだろうからな」 「さっさと付いて来なさい!」 既に大分進んでいたルイズが叫び、慌てて二人は付いていくのだった。 「つまりここはハルケギニア大陸の、トリステイン王国にある、トリステイン魔法学院。二年生に進級した際行われる使い魔召喚の儀式でイリーナが呼ばれ、俺がそれに巻き込まれ、現在に至る、ということか」 「そうなるわね、っていうかだからあんたたち二人居たの……」 ルイズの部屋に辿り着き、イリーナとヒースは状況説明を受けた。 しかし聞けば聞くほど信じられず、ヒースは思わず“センス・ライ”を使ったがそこに嘘は含まれておらず、信じざるを得なかった。 「ヒース兄さん、ということはここはアレクラスト大陸ではなく別の大陸ということに!?」 「うむ、そういうことになるな。実に困った、ハルケギニアという大陸は、さすがの俺様も聞いたことも無い」 「こっちからしたら、アレクラスト大陸だとか、オーファン王国だとかのほうが聞いたことないんだけど」 お互い説明し合い、ルイズは二人が別の大陸から呼ばれたということ、イリーナとヒースはここが別大陸で、使い魔として呼び出されたということを理解した。事実は違うのだが。 またルイズに戻る方法は無いか、と尋ねたら「知らない」と言われ、当面は二人ともルイズの厄介になるとも決定した。 行く当ても戻る当ても今のところ無いのだから仕方が無い。 イリーナは使い魔、ヒースはその保護者という形だ。 「そういえば、あんたたち家名が違うけど……兄妹じゃないの?」 「両親が家族ぐるみの付き合いをしてまして……幼馴染なんです」 ルイズは眩暈がした。 メイジの妹だから同じメイジだろう、と考え、使い魔にしたら妹じゃありませんでした、などと言われたのだ。 単なる平民の可能性が極めて高くなり少し泣きたくなった。 「ま、魔法は使えるわよね? ね?」 「あんまり得意じゃないですけど、使えますよ」 ほっとした、ルイズは16年の人生の中で一番ほっとした。そしてほっとすると同時に眠気が全力疾走で襲い掛かってきた。 「……眠い、私寝るからこれ、洗濯しておいてね」 そう言ってルイズは服を脱ぎ始める。 「ひ、ヒース兄さん、見てはいけませーん!!」 先ほどからぶつぶつと何か考え事をしていたヒースが、イリーナのボディブローの直撃を受け、白目を剥く。 ヒースの身体が床から浮いたのは言うまでも無く、それを見たルイズは、ちょっと引いた。 「あ、あんた見た目よりずっと力あるのね……兎に角、これ洗っておいてね」 服を脱ぎ終わったルイズが、イリーナに下着や服を渡し、寝巻きに着替えベッドに潜り込む。 「へ? あ、はい。……あのー私はどこで眠ればいいんでしょうか?」 ぺっ、とルイズがどこからか取り出した毛布をイリーナに放り投げ、床を指差す。 「えーっと……分かりました」 気絶したヒースを引きずり、廊下へ放り出し、纏っていた自分のマントを毛布の代わりに被せ、就寝前の祈りをファリスに捧げる。 部屋へ戻ると、ルイズは既に寝息を立てており、安らかな寝顔をしていた。それを見てイリーナは微笑む。 「おやすみなさい」 野宿ですら慣れているイリーナにとって、雨風凌げる室内というだけで眠るには十分な環境だ。 毛布を被り、瞼を閉じ、目の前で消えたことで仲間を心配させて無いか思いつつ、サンドマンの誘いに身を任せた。 それから多少時間が経過し、廊下に放り出されたヒースが意識を取り戻す。 「……イリーナのやつ、思いっきり殴りやがって」 痛む腹をさすりながら愚痴る。最もイリーナの怪力を誰よりも知っている兄貴分はそれでも加減してくれたことは良く理解している。 本気で殴られた場合、冗談抜きで死にかねない。元々の怪力に一流の戦士としての腕が合わさったその拳は、凶器と呼ぶに相応しい。 「しっかし、ハルケギニア、ねぇ。使い魔の契約の仕方といい、空飛んだときの魔法といい、異なる魔法体系が出来上がってるのか?」 ヒースが知る使い魔の契約は半日も掛かる準備と、三日にも及ぶ儀式のすえ成立するものだ。 使い魔にする対象にしても、召喚するのではなく予め準備しておき、契約する。 今は亡き彼の使い魔である鴉のフレディも、とある事件に巻き込まれたとき……その事件の発端に関わっているのだから巻き込まれたというのは正確ではないが。 兎に角、雛鳥だったところを助け、そのまま育て上げて契約したのだ。 「どっちかというと、異世界とか言われたほうがまだ信憑性があ……るぅ!?」 ふと窓から空を見上げ、満天の夜空にこれでもかというほど目立つ、二つの月を発見し、目を見開く。 「いや、まて、落ち着け俺、月は一つのはずだ、だけど今は二つある、じゃあ何故?アレクラストじゃ角度的に重なって見えるから一つに見えてただけか?よし、それだな! それじゃここが異世界じゃないと実証ダ」 動揺しつつも魔法を唱えるヒース。 “ロケーション”。詳しく知る人物や物の方角をどれだけ遠く離れていても、知ることが出来るようになる古代語魔法だ。 咄嗟に思いついた敬愛する師を探る。 「……嘘だろ、おい」 反応はなし。それは即ち、この世界にそれが存在しない、ということだ。 ヒースは必死に頭を働かせる。 狩人として育った身でありながら、魔術師ギルドに特待生として迎え入れられた、その高い知能をフル回転させる。 「“ロケーション”で人物を探知できないということは、ハーフェンついに過労で死んだか?」 最高導師が病気で倒れて療養中だったり、次席導師が色々やって石になって死んだり、帰ってきた次期最高導師は宮廷魔術師になってギルドじゃあんまり働かなかったり。 そんなこんなで、馬車馬のごとく働かされているハーフェン導師が死んだ可能性すら考え、念のため今度は仲間の半分エルフにヒースは“ロケーション”を使う。 しかし反応はやはり無く、異世界であるという事実を補強するだけとなった。 「異世界とかどうやって戻ればいいんだ、“ゲート”なんて使えんぞ俺様」 頭をガリガリと掻きながら、方法を模索する。 「そうだ、“アポート”で適当なものを引き寄せて手紙で状況を知らせれば……あ、精神力足らんわ」 既に“ティンダー”“センス・ライ”さらに“ロケーション”を二回も使ったヒースの精神力は限界に来ており、後一度初歩の魔法を使っただけで気絶するほどだ。 具体的には精神力残り1点。 「あー……とりあえず寝るか」 焦ったところで状況が変わるわけでも無い、ヒースはそう考え一先ず眠ることを決めた。 イリーナのマントを被り、心の中でファリスに祈りを捧げ、こんな状況に妹分を一人だけ放り込まずに済んだことに安堵しつつ、瞼を閉じた。 用語解説 センス・イービル:ファリスの特殊神聖魔法。ファリスの定める秩序に反する思考をしている人物に反応する センス・ライ :古代語魔法。相手が嘘を喋っていれば嘘だと分かる。ただしどの部分が嘘か、などは分からず、本人が嘘だと思っていなかったり、紛らわしい言い回しだと反応しないことも ロケーション:古代語魔法。良く知る人物や物の方角を探る アポート:古代語魔法。自分の所有物を一時的に手元に引き寄せる。 場所がしっかりと分かっていないと不可能 スプライト:精神の精霊。羞恥心を司る。姿は透明なため見ることは不可能 レプラコーン:精神の精霊。混乱を司る。姿は全裸の小鬼 サンドマン:精神の精霊。眠りを司る。姿は全裸の小さな子供 へっぽこ冒険者と虚無の魔法使い 第2話(前編)